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熱帯夜で夜も暑い!愛犬を散歩に連れ出してもいい? 行くなら熱中症対策を忘れずに

2022年8月21日

夜になっても気温が下がらない熱帯夜。

暑い中の散歩は犬にとっても負担が大きいんです。

散歩を断念することも大切ですが、愛犬にとって散歩はあなたと独占する貴重な時間であり、ストレス発散にもなる大切な時間。

暑いとはいえ陽が沈んだ夜なら、たとえ熱帯夜だとしても散歩に連れ出す人もいます。

 

熱帯夜に散歩に行く場合、いくつかの注意点があるんです。

熱帯夜は夜になっても気温が下がらないため、アスファルトやコンクリートが冷え切っていません。

人間と比べて背の低い犬にとって熱帯夜の散歩は、熱中症のリスクを伴うので注意が必要なんです。

熱帯夜の散歩は、夜だからって油断できないんですよね。

詳しくは記事で解説しますね!

 

しっかり熱中症対策をして、犬との時間を楽しんで散歩してくださいね!

熱帯夜の犬の散歩 愛犬を熱中症から守るために

熱帯夜でも夜に散歩したいあなたは、愛犬の熱中症に気を付けてくださいね。

犬は人間と比べて背が低いので、地面の熱さの影響を受けやすく熱中症になるリスクが高いんです。

飼い主であるあなたが、愛犬を熱中症から守ってください。

熱帯夜に犬の散歩をする際の注意点を以下にまとめました。

アスファルトやコンクリートの熱さを確認しよう

気温が下がる夜は、日中に熱せられたアスファルトやコンクリートの熱も冷まされます。

しかし、気温が下がりにくい熱帯夜の場合、アスファルトやコンクリートが充分に冷めきっていないこともあります。

地面から数10cmの高さで歩く犬は、人間よりも地面の熱の影響を強く受けます。

まずは飼い主であるあなたが、地面に触れてその熱さを確認してくださいね。 

具体的な時間でいうと、気温が下がってきてしばらくたった21時以降がオススメです。

夜だって暑さ対策をして散歩に行こう!

暑い夏の日、冷感素材のひんやりグッズを身に着けて出かけることはありますよね。

愛犬もあなた同様にひんやりグッズでなるべく涼しくさせてあげてくださいね。

特に全身が毛で覆われている子には、冷感グッズの効果が大きいです。

保冷剤を布で包んで巻いてもいいですね。

保冷剤はエチレングリコールという中毒性のある素材を使用している場合があります。

誤って食べたり、かじって飲み込んだりしない様に気を付けてください。

 

飲み水を兼ねた水を持ち歩くのもオススメ。

こまめな水分補給はバテ防止になりますし、体温を下げる効果も期待できます。

水でタオルを濡らして愛犬の体にくっつけたり、直接愛犬に水をかけたりと体温を下げることにも使えますよ。

全身がずぶ濡れになるほど濡らして、逆に愛犬の体を冷やし過ぎない様に気をつけてくださいね。

荷物は増えますが、霧吹きで吹き付けるとほどよく愛犬の体を濡らして、体温を下げることができます。

様々な方法で暑さ対策に役立つので「水」は必須ですよ!

 

冷感グッズではありませんが、肉球を保護するためのパッドやシューズも売っています。

パッドやシューズを身に着けることで、万が一冷めきっていないコンクリートやアスファルトに触れても、愛犬の肉球を守ることができます。

時折、道路にガラス片が落ちていてヒヤッとすることもありますよね。

シューズに履き慣れておくと、ガラスなどが落ちていても安心して散歩できますし、冬場や災害時にも役に立ちますよ。

愛犬の様子の注意を払おう

熱帯夜に限ったことではありませんが、暑い時期の散歩ではいつも以上に愛犬の様子に注目してくださいね。

ハァハァと息切れが荒い呼吸が出たら早めに散歩を止める判断が必要です。

全身から汗を出して体温調節が出来る人間と異なり、犬は肉球からしか汗を出すことができません。

そのため、体にたまった熱を逃がすために口を開けて舌を出し、ハァハァと早い呼吸をします。

体内の熱気を吐き出しながら涼しい空気を取り込み、体温を下げようとしているんですね。

(口を大きく開いて浅く早く呼吸することを「パンディング」と言います)

愛犬が暑さを感じているのに散歩を続けると、熱中症となるリスクが高まります。

 

陽が沈んで涼しげな雰囲気の夜ですが、熱帯夜は暑いです。

たとえ散歩でも汗だくになっちゃいますし、マスク付けているとあなた自身も熱中症のリスクが…

適切にマスクを付けて(周囲に人がいないなら外して)、無理のない範囲で散歩しましょうね。

散歩を短めにして切り上げる判断も必要ですよ!

犬も暑すぎると散歩を渋ることもあるので愛犬の様子を見ながら、時間を調節してくださいね。

番外編 散歩しない日はどうする?

日中は猛暑日、夜になっても うだるような暑さ。

そんな日は散歩に行かない選択をすることも必要です。

 

でも、犬にとって散歩による刺激はストレス発散に繋がっています。

散歩に行けない日は、普段よりも吠えたり、イタズラが増えたりすることも…

散歩のいけない場合も、ボール遊びや追いかけっこなど屋内で愛犬と遊んで少しでもストレスを発散できる様にしてあげてくださいね!

熱帯夜の犬の散歩 夜に散歩する際の注意点

熱帯夜に限らず、夜の散歩は昼間の散歩とは違った注意点があります。

以下に夜に犬の散歩をする際の注意点をまとめましたので、是非参考にしてくださいね。

夜は周りの人が愛犬の存在を認識しにくいんです。

夜の散歩で気をつけなければならないのは、周りが暗くてあなたも愛犬も周りの人から見えづらいということです。

特に犬は背が低いため、周りの人の視界に入りづらいんです。

飼い主であるあなたに 気がついても、そばにいる愛犬に気づかずにぶつかってしまうなんてこともあります。

自転車や車とぶつかってしまうと大きな怪我をすることに繋がります。

通行する人がリードが引っ掛かり犬が引きずられてしまうなんてことも起こり得ます。

反射リードやLED埋め込み式のリードを使用し、愛犬が目立つように散歩しましょう。 

夜の散歩に慣れてないと時間がかかるかも

愛犬との夜の散歩は、車のライトなど普段とは違う刺激があって犬の気が散ってしまいがちです。

周りが暗いため犬は視覚より嗅覚に頼って散歩するため、普段の散歩より時間がかかることがあります。 

まずは少しの距離から夜の散歩に慣らして、徐々に距離を伸ばしていきましょう。 

害虫に刺されるリスクがあります

夜になって気温が下がると蚊やダニ、ノミ等の害虫類の活動も活発になります。

犬は蚊に刺されてもそれほど痒さを感じません。

しかし、蚊はフィラリアを媒介する可能性があります。

フィラリア症は薬を飲むことで予防ができますが、蚊に刺されないような対策をしておきましょう。

ペット用の虫避けが市販されていますよ。

 

散歩中にも使える虫除けは首輪タイプやスプレータイプがあります。

スプレータイプの虫除けは愛犬に直接吹き付けることになるので、安全性が気になりますよね。

舐めても大丈夫なタイプを多いとはいえ、やはり心配です。

そんなあなたには、手軽に使えし、誤って舐めちゃうリスクも低い首輪タイプの虫除けがオススメなんです。

 

スプレータイプの虫除けを使う場合…

あなたと愛犬とで共用しないでくださいね!

人間用の虫除けスプレーは犬にとって臭いが強すぎたり、成分濃度が濃すぎる場合があるんです。

必ず犬用の虫除けスプレースプレーを使ってくださいね!

できるなら早朝に散歩に行こう

夏の時期、最も気温が下がるのは早朝です。

2022年7月の最低気温を記録した時間を調べたところ、7月1ヶ月の約半分 13日間において4時~6時が最も気温が低い時間帯でした。

0:00~4:00 12日
4:00~5:00 5日
5:00~6:00 8日
6:00~23:59 6日

なかでも5時近辺が最も気温が低い日が多いんです。

深夜が最も気温が低い日も多いんですけど、深夜に寝ている愛犬を起こしてまで散歩することはないですよね。

私は出勤のため早朝から家を出ますが、夏場は犬の散歩をしてる方をよく見かけます。

Twitterでも熱い時期は早朝散歩をする方の声が数多く見られました。

朝5時を過ぎるとだいぶ明るくなってきますが、それでも早朝であれば日差しもそれほど気になりません。

気温も上がりきっていない時間であるため、愛犬もあなたも快適な散歩を楽しめます。

いくら熱帯夜に気温が下がらないとは言え、朝までにはかなりコンクリートやアスファルトも冷まされます。

愛犬が肉球を傷めるリスクも小さいんですよね。

 

散歩が原因で熱中症になるという事実

ノッティンガム・トレント大学の研究によると、熱中症の原因の約75%が犬が散歩したり、遊んだり走ったりすることに関係していることが分かりました。

熱中症の原因が運動だった場合の、約70%が暑い中を散歩したことが原因となっています。

高齢の犬やブルドッグやパグなどの顔の平たい犬は暑い日に外に座っているだけで熱中症のリスクが高くなるんだとか。

紹介した話は、イギリスでの例ですが、熱中症のリスクに関しては日本も同じです。

(引用:Excessive exercise responsible for three-quarters of heatstroke cases in dogs, study shows (phys.org) 英語です。)

 

犬は人間と異なり、体温調節が苦手な生き物です。

毛に覆われているため、熱もこもりやすいです。

暑い時期は愛犬の体調を常に気にかけてくださいね!

 

万が一「あなたの愛犬がぐったりしている」「意識を失ってしまった」こんな症状が出た場合は、すぐに獣医さんへ!

病院への移動中も体を冷やしてあげてくださいね。

まとめ

日中が暑すぎて愛犬と散歩に行けない季節は、夜になってから散歩する方も多くいます。

夜とはいえ熱帯夜の場合、熱中症のリスクがあります。

地面から数十センチの高さを歩く犬は地熱の影響を受けやすいんです。

熱帯夜に散歩する場合は以下の点に気をつけてくださいね。

  • アスファルトやコンクリートの熱さを確認する
  • 暑さ対策をして散歩する
  • 愛犬の様子を気にかける
  • 愛犬の存在をアピールする(反射リード使ったり、LEDで愛犬を照らしたり)
  • 虫除け対策をする

 

夜になっても気温が下がらない季節、犬の散歩は暑い夜よりも1日で一番涼しい早朝がオススメ。

気温って4時~6時が1日の中で一番涼しい時間帯なんですよね。

あなたも愛犬も1日の中で一番快適な時間に散歩できるんです。

暑い夏は早起きに挑戦してみてもいいですね。

 

暑い夏のシーズン、少しでも快適に愛犬との散歩を楽しんでくださいね!

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