今年は数十年に一度と言われている寒波ですが、沖縄から一足早い春の便りです。
日本一早いと言われている沖縄では現在、桜の季節に突入しちょうど今が見頃です。
沖縄の桜は本州のソメイヨシノと違い、カンヒザクラ(寒緋桜)が1月中旬頃から濃いピンク色のうつむきかげんに咲く鮮やかな桜が咲きはじめ、2月中旬頃まで色鮮やかに咲いています。
特に山原と言われる北部では八重岳、名護城(グスク)、今帰仁城址(グスク)では、数千本のカンヒザクラを見る為に、地元の方々や外国人、観光客がカメラを片手に訪れ多くの人で賑わいます。そこからどんどん桜前線が南下するんですね。
この時期の沖縄では、あちらこちらでカンヒザクラが咲いていて満開の桜を見て感激するんです。
八重岳のカンヒザクラも山頂から見下ろす景色も好きなんですが、やはりオススメスポットはなんと言っても今帰仁グスクです。
さぁ、今帰仁グスクへ行こう!
那覇空港から北へ約110km(車で2時間45分)北部に位置する世界遺産の今帰仁城址のカンヒザクラは、この時期の人気スポットの一つなんですね。
また近くには美ら海水族館もあって、水族館の帰りに今帰仁グスクのカンヒザクラを観に行く方ももちろん移動手段にレンタカーは必要ですけどね。
昼間の今帰仁グスクから見える壮大な東シナ海が眺望でき、咲き誇るカンヒザクラにメジロや小鳥たちのさえずりを耳にしながら、青い海と桜のコントラストがマッチしていて見る人の心を惹きつけるパワースポット。
またグスクの上から見下ろす景色は最高。吸い込まれそうになります。
楽しみはそれだけではありません。
なんと言っても日没後に今帰仁グスクの城壁がライトアップされ、まさに幻想的な世界に変化するんです。
これが本当に圧巻です。
それでは終わりません。
平郎門から城内への参道に咲くカンヒザクラの並木をLEDの灯りで灯されていて、浸らせる演出に魅了しています。
まるで北山王になった気分です。昼間と違ったカンヒザクラとグスクが形を変え異なった空間への導いてくれるんですよ。
何だか想像するだけでもワクワクしませんか。
海風に負けないで!寒さ対策を。
会場へ行かれる際は、長い石畳の階段と段差などがありますので、スニーカーや履き慣れた靴で行くと良いです。
ちなみに私が来場した日は雨の日でした。滑りやすいので注意。
開園時間は午前8時から夜21時まで。最終入場時間は20時30分になっています。
入場料は大人600円、中高生450円、小学生以下が無料というのも良いですね。
特に最終時間ごろは人も少なくなるので狙い目です。
但し、ベビーカー等の利用はスロープがないのでご注意下さい。
沖縄といってもこの時期は曇りや雨の日も多く、北風が吹くと肌寒く感じます。
防寒対策をされてご来場して下さい。また悪天候により、ライトアップが中止になる場合もあります。
その後は夜桜も見れるのはこの時期ならではです。
沖縄花のカーニバル開催中
沖縄の夏も良いですが桜まつりを皮切りに、沖縄海洋博公園など県内の各地では花のカーニバルも開催しています(5月31日まで)。
海洋博公園美ら海花まつりではメイン会場の噴水広場で造形花壇は、人気のスポット。
熱帯ドリームセンターではランが展示される県内最大級の花のイベントです。
東村では3月上旬よりツツジまつりが開催。こちらも日本一早いツツジが良いんですよ。
色とりどりのお花たちが『めんそれー(ようこそ)』とお出迎えしています。
これから旅行へ沖縄に行かれる方、来年沖縄旅行を予定されている方、是非この時期に沖縄のカンヒザクラを見て目の保養になさって下さい。
ひと先早い春を感じては如何でしょうか。