加湿器を使っているのに逆に喉が痛い場合、以下の要因が考えられます。
- カビの関与
- 体の水分不足
- 口呼吸
本文では1つ1つ詳しく解説します。
この記事では、のどが痛くならない加湿方法や過失不足になる要因も紹介しています。
この記事を読めば、加湿器を使って快適に過ごせるようになりますよ。
加湿器を使っているのに喉が痛くなる要因を解説
加湿器を使っているのに逆に喉が痛い場合、以下の要因が考えられます。
- カビの関与
- 体の水分不足
- 口呼吸
加湿器を使っているのに喉が痛い……もしかしてカビが関与している?
カビが関与している場合、いくつかのシチュエーションが考えられます。
それは、「加湿器の中でカビが増殖している」ケースと、「加湿器以外でカビが増えている」ケースです。
加湿器の中でカビが増殖している場合
加湿器のメンテナンスが適切でないかもしれません。
たとえば、毎日の水の交換を怠っている、浄水されていない水を利用している、清掃が不足しているなどの理由が考えられます。
さらに、加湿器のモデルによっては、元々微生物やカビが増えやすいタイプも存在します。
ブランドやモデルによる違いはありますが、「超音波タイプ」は増殖しやすいと一般的に言われています。
それに対して、「スチームタイプ」「ハイブリッドタイプ(加熱するタイプ)」「気化タイプ」は増殖が少ないとされています。
また、加湿器を選ぶ際には「抗菌」の表示があるか確認するのもおすすめです。
加湿器以外でカビが増殖している場合
過度な湿度が続くと、カビやダニの発生を促進することがあります。
湿度が60%を超えると、カビが増えやすくなると言われています。
冬には、窓に結露ができることがよくあります。
室内の暖かい空気が窓付近で冷え、水滴として現れます。
このような結露を放置すると、カビの発生リスクが上がります。
窓の近くのカーテンや、場合によっては壁や家具にもカビが発生することが考えられます。
加湿器を使っているのに喉が痛い…身体の水分不足かも
体の脱水状態 加湿器は「空気を湿らせて、皮膚からの水分の蒸散を減少させる」ために役立ちます。
だが、「加湿器の水蒸気で体が直接潤わされる」わけではないのです。
実際、皮膚に触れた水蒸気が飛んでいくとき、皮膚の持っていた水分も一緒に取られることがあるので、さらに乾燥することがあります。
単に加湿器を使っているだけでは十分ではなく、適切に水を摂取して、体やのどを保湿することが重要です。
加湿器を使っているのに喉が痛い…口呼吸になっている!?
口での呼吸・口が開いている状態 鼻での呼吸時、吸い込んだ空気は鼻の中で暖かくなり、適切に湿度を持つようになります。
しかし、口での呼吸時、そのような過程を経ず、直接体内に入ってしまいます。
加湿器をどれだけ使っていても、口での呼吸や口が開いていると、乾燥が進行し、のどの不調を引き起こすことがあります。
朝、目を覚ました時ののどの違和感はなぜ?
朝、目を覚ました時ののどの違和感の原因として、口が開いたままの睡眠、体の脱水、夜の湿度不足などが挙げられます。
夜間に口が開いている場合、寝る際にマスクをするなどの方法が考えられます。
体の脱水を避けるためには、就寝前に適量の水を飲むことが推奨されます。
さらに、夜に暖房を使用する際は、加湿器も併用すると良いでしょう。
一方、暖房を使用しない場合、加湿器の使用は控えるべきです。
暖房を使用しないと、室温が上昇しないため、空気の水分容量が減少します。
このような状態で継続的に加湿を行うと、結露のリスクが高まります。
のどに負担をかけない、適切な加湿器の活用法とは?
加湿器の適切なメンテナンス 同梱されている使用説明書に従って実施しましょう。
タンク内の水は日々新しいものにし、水道水を利用することで、カビや細菌の増殖を制御できます。
使用しない期間は、タンクをしっかりと乾かして保管することが重要です。
加湿器の適切な使用法 エアコンを利用する時は同時に使用し、湿度を40~60%の範囲に保ちましょう。
サーキュレーターをお持ちの方は、加湿器の隣に置くと、均等に湿度を配分できるのでお勧めです。
加湿器を設置するスポット 最適な置き場所は、部屋のセンター部分です。
逆に避けるべき場所は、換気扇の直下や出入り口の近く、窓の近辺などです。
また、電化製品や家具のすぐ近くに設置すると、ダメージを与える可能性があるので、適度に距離を置きましょう。
水蒸気が出る部分は、床から30センチ以上の高さが最適です。
床近くは空気が冷えているため、結露を引き起こす可能性があります。
加湿器を動かしているのに、なぜか湿度が足りない?
それはエアコンが原因かもしれません。
エアコンの利用は空気を乾かす傾向にあるため、加湿器との適切な調和がポイントとなります。
空中の水分量は、温度が昇るにつれて、増加します。
エアコンの風は温かいものの、水分を含んでいないのです。
それゆえ、エアコンを利用すると、温度は上昇し、空気が保持できる水分の最大量も増えますが、湿度自体は変わりません。
結果として、昇った温度に対して湿度のパーセンテージが低下します。
この状態が生じると、皮膚などから水分が気化しやすくなり、乾燥を感じる原因となります。
理想的な湿度は、40~60%とされています。
エアコンで温度を過剰に上げると乾燥を招きますので、加湿器の能力を考慮しながら、湿度が40~60%になるように調整しましょう。
その加湿器、部屋の大きさに適していますか?
加湿器の能力が、部屋の大きさにマッチしているかも大切なポイントです。
加湿器には「対応する床面積」という指定があります。
たとえば「10畳以上」、「木造和室:6.4平方メートル」のように、対応する部屋のサイズが記載されています。
加湿器を選ぶ際は、使用する部屋のサイズをチェックしましょう。
加湿器を使っているのに逆に喉が痛いのはなぜ?3つの原因を解説 まとめ
加湿器を使っているのに逆に喉が痛い場合、以下の要因が考えられます。
カビの関与
加湿器内のカビや結露によるカビ発生により喉が痛くなっている可能性があります。
加湿器を適切にメンテナンスする必要があります。
加湿器を窓際や低い位置に置くと結露の原因となるので避けましょう。
体の水分不足
加湿器は身体を保湿するわけではありません。
身体の保湿は自分自身で行いましょう。
冬を始め寒い季節でも、水分補給は大切です。
口呼吸
口呼吸することで、乾燥した空気が直接口の中に入り込んできます。
マスクするなどの対策が効果的です。