現在、以下のようなJCBの会員専用Webサービスを標的にした迷惑メールが送信されています。
ご注意ください。
このような迷惑メールを見分けるポイントをご紹介します。
絶対に、迷惑メールに引っかからないよう、注意してください。
「【重要】MyJCBカード利用の緊急確認に関するお知らせ」のメールが怪しいポイント
ポイント1 本文にカード契約者の名前がない
カード契約者の本人への連絡ですので、自分の名前が本文に記載されているはずです。
自分の名前が明記されず、「お客様」、「ご契約者様」、「ご利用者様」などだけで書かれていないかを確認してください。
ポイント2 送信者のメールアドレスがおかしい
送信者のメールアドレスがカード会社であるJCBのものかどうか確認してください。
JCBであれば、ドメイン名が「jcb.co.jp」であるはずです。
今回のメールは「info@tire66.com」と、全く違うドメイン名になっていました。
ドメイン名を似せて、一部だけ異なるようにしている場合もあります。
よく確認してください。
ポイント3 本文に含まれるURLがおかしい
本文に「ご利用確認はこちら」本文に記載されたURLのクリックを促すような文言があります。
そして、そのURLがおかしくないか確認してください。
JCBであればURLに「jcb.co.jp」が含まれているはずです。
ですがこのメールのリンク先は「https://vh817.com/」と全く違うURLになっています。
もし、あやまって、URLにアクセスしてしまっても、絶対に、MyJCB ID、MyJCB パスワード等でログインをしたり、カード番号などのカード情報や個人情報を入力しないでください。
ポイント4 サービスの名称がおかしい
MyJCBカードというカードはありません。
MyJCBはカードではなく、JCBの会員専用Webサービスのことです。
このように、間違えたサービス名が記載されていないか、注意を払ってください。
迷惑メールへの対策をしよう
迷惑メールへは、以下のように対策しましょう。
対策1. 身に覚えのないメールを開かない、無視する
知らないメールアドレス、タイトルなどのメールを安易に開かないようにしましょう。
また、重要、緊急など、催促を促すような文言があっても、落ち着いて対応しましょう。
対策2.リンクをクリック・タップしない
メール本文のリンクを安易にクリックしないようにしましょう。
対策3.入力しない
あやまってURLをクリックし、入力を促されても、決して入力しないようにしましょう。
対策4.迷惑メールフィルターを設定する
スマホの迷惑メールフィルタを有効にし、拒否リストを適切に設定しましょう。
対策5.プレゼント、無料ダウンロードなど、あやしいサイトに会員登録や応募しない
安易に、勧誘のサイトに会員登録したり、応募したりしない。
「【重要】MyJCBカード利用の緊急確認に関するお知らせ」の内容
【MyJCBカード】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。
■ご利用確認はこちら
弊社は、インターネット上の不正行為の防止・抑制の観点からサイトとしての信頼性・正当性を高めるため、
大変お手数ではございますが、下記URLからログインいただき、
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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株式会社ジェーシービー
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■発行者■
株式会社ジェーシービー
東京都港区南青山5-1-22
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JCB Co., Ltd. 2024
無断転載および再配布を禁じます。
まとめ
「【重要】MyJCBカード利用の緊急確認に関するお知らせ」というメールの怪しいポイントは以下の通りです。
- 宛名が個人名ではない。
- 差出人のメールアドレスがJCBのものとは違う
- リンク先のURLがJCBのものとは違う
- MyJCBカードというクレジットカードは存在しない
MyJCB をかたるフィッシングの報告が増えています。
迷惑メールの内容も、ますます巧妙になってきています。
類似のフィッシングサイトが公開される可能性もありますので、ご注意ください。
上記のポイントと対策を念頭に入れ、決してフィッシング詐欺などにひっかからないようにしてください。