猫の発情泣きを止める方法は以下の通りです。
- 避妊手術を受けさせる
- 妊娠させる
- 外に出さない
- 昼間にたくさん運動をさせる
妊娠させてしまうと家族が増えることになるので、それはそれで大変。
実質的に発情鳴きを止めるために最も有効なのは、避妊手術です。
避妊手術に抵抗があるあなたは、なるべく外に出さずに、昼間に運動させることで軽減できることがあるので、試してみてくださいね。
猫は生後6ヶ月あたりから生殖機能が活発になり、発情期を迎えます。
メス猫はオス猫に自分をアピールするため、一晩中泣き続けることがあるんです。
「夜に鳴かれて眠れない」「どうしたらいいのか分からない」と悩んでいるあなたは是非試してみてくださいね。
ネット等で紹介されている発情鳴きを止める方法でおススメ出来ない方法もあります。
本文では発情鳴きを止めるNGな方法や猫の発情期の行動についても解説しています。
この記事を読めば、猫の発情鳴きを止めるだけでなく、発情期の猫との過ごし方が分かりますよ。
是非最後まで読んでくださいね。
猫の発情鳴きを止める方法
猫の発情鳴きを止める方法は以下の通りです。
- 避妊手術を受けさせる
- 妊娠させる
- 外に出さない
- 昼間にたくさん運動をさせる
1つ1つ解説しますね。
①避妊手術を受けさせる
産まれてすぐに避妊手術を受けさせる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
発情鳴きの原因である生殖機能を止めることで、発情鳴きは止まります。
②妊娠させる
子孫を残す本能から発情鳴きをして、相手を探しています。
妊娠すれば、目的は達成されるので発情鳴きは止まりますよ。
③外に出さない
猫は日照時間が長くなってくる春になると、発情期を迎え始めます。
完全室内飼育を行い、室内を明るくしすぎないことで発情期を迎えにくくなるんです。
発情期がこなければ、一晩中鳴いているなんてこともありません。
ただし、室内が常に明るいと日照時間が長いと勘違いしてしまい、発情期を迎えてしまうこともあると覚えておいてくださいね。
④昼間にたくさん運動をさせる
女性のみなさんの生理時期と同様に、発情期中の猫は情緒不安定なんです。
発情期のため欲求不満、ストレスを抱えています。
気を紛らわせるために、昼間にたくさん運動させましょう。
昼間に疲れると夜に寝る時間が増えるため発情鳴きを押さえる効果が期待できますよ。
猫の発情鳴きを止めるためのNG行動
猫の発情鳴きを止めようと、試行錯誤しますよね。
そんな中でも、NG行動があるのを知っていますか?
発情鳴きを止めるためのNG行動3つを紹介します。
①またたびやキャットフードで気をそらす
またたびで過剰な刺激を与えると、呼吸困難など猫の体にストレスがかかってしまいます。
興奮して飼い主に攻撃してくるなんてこともあるんだそう・・・。
また、キャットフードを与えすぎることで、肥満のリスクがあるので、おすすめできません。
②防音効果のある部屋やゲージに閉じ込める
発情鳴きがうるさいからと防音の部屋に閉じ込めるのもおすすめできません。
もしかして寂しくて鳴いているのかも。
防音効果のある部屋に閉じ込めてしまったら、その声も聞こえなくなってしまいますよ。
また、部屋やゲージに閉じ込めると発情期のストレスを発散する場所がなくなってしまいます。
広い場所や家の中だけでも走り回れる環境を整えてあげることがおすすめです。
ストレスを貯めないよう、たくさん運動させてあげてくださいね。
③綿棒でメス猫の発情期を刺激する
発情期は交尾し、排卵することで終わります。
交尾したかのように猫の陰部に湿らせた綿棒を入れるという誤った情報があります。
そこから菌が入って何かに感染してしまう・・・なんてことも。
危険な行為なので絶対にやらないでください。
猫が発情期を迎えたときに飼い主が出来ること
発情鳴きは時期になると、一晩中なんて事もあります。
これがきっかけでご近所トラブルなんてことも。
あらかじめ猫を飼っていることや、発情鳴きで迷惑をかけてしまうと近所の人に伝えておくと良いですよ。
発情期になると猫は飼い主に甘えてきます。
いつも以上に甘やかす必要はありませんが、突き放し過ぎるのもおすすめしません。
一緒に遊ぶ時間を一日の中で作ってあげてくださいね。
また、発情期にはムズムズする感覚からおしっこをいつもと違う場所にすることも。
一度おしっこをしてマーキングした同じ場所に、おしっこをしてしまうので、ペットシーツなどを敷いて対策するのをおすすめします。
発情期の猫がいて眠れない時は耳栓をするのもおすすめです。
ある程度の音を遮断してくれますよ。
メス猫の発情期時期や行動
メス猫の発情鳴きを調べていると、検索キーワードに「いつから」「行動」が一緒にでてきました。
気になって調べている人が多いんですね!
調べている内に、実家で飼っていた猫がそうだったな・・・と懐かしい気持ちになりました。
メス猫の発情期についてまとめてみました。
○時期
メス猫の発情期は種類によって違います。
短毛種で生後6~9ヶ月、長毛種で生後9~12ヶ月頃に発情期が始まります。
発情自体は大体2月頃~9月頃までの間に、2~4回ほど繰り返します。
1回の発情期間は1~3週間(14~21日程度)続きます。
春から夏にかけての日照時間が長くなる季節が多いです。
春(2~4月)と夏(6~8月)頃の暖かくて、日照時間が長くなると繁殖期のピークなので、その1ヶ月前から発情期が始まります。
日照時間が14時間以上になった時に猫の発情期が始まると言われているんです。
発情期と日照時間が関係する理由として考えられるのは、「寒い時期よりも暖かい時期のほうが、メス猫が子育てをしやすい」と言われているんですよ。
ただし、室内飼いの猫は全く違う時期に発情する可能性もあります。
太陽光だけで鳴く、人工の光も影響してくるので、室内飼いの猫や繁華街に住んでいる野良猫たちは、発情期が長くなったりすることもあり、あまり季節性はないと言われています。
○行動
発情期を迎えたメス猫は特徴的な行動をします。
- 「おぉ~ん」と赤ちゃんのような独特の声で鳴く(発情鳴き)
- 腰を上げたし床の上で悩ましげにくねくねする
- オス猫を求めて外に出たがる、オス猫に優しくなる
- 食欲が減少する
- おしっこが増える
- 尿スプレーを始める(しない猫もいる)
- 家具などに体をこすりつける
- 頻繁に陰部を舐める
- トイレ以外の場所に粗相をする
特に良く分かるのは鳴き声ではないでしょうか。
普段の鳴き声と違う声を出します。
「うるさい」と感じる程の大きな鳴き声は、主にメス猫がオス猫に自分の居場所を知らせ、おびき寄せる為の行動と言われています。
普段トイレで排泄をするメス猫が他の場所で粗相をするのは、フェロモンをまき散らしてオス猫を引き寄せるためなんです。
私の実家にいるメス猫は、発情鳴きはもちろんありましたが、お尻を持ち上げた姿勢を取ったり、体をくねくねさせていました。
○オス猫の発情期
オス猫は発情期のメス猫と接触することで発情が起こります。
メス猫は発情期とそうでない時期がありますが、オス猫にそういった周期はありません。
発情期のメス猫が近くにいれば、発情期だといえます。
オス猫の行動のうち、スプレーの回数が増えたなと感じたら発情期のサインかも。
オス猫がするスプレーは、お尻を高く持ち上げておしっこをまき散らす行為です。
こちらは高い位置に自分のニオイをつけることで、自分が大きい猫だと他のオス猫にアピールし、自分の縄張りに他のオス猫を近づけないようにする為と言われています。
愛猫の妊娠は避けたい! 猫の侵入を防ぐ方法
発情期のメス猫の声を聞くと、オス猫が家に近寄ってきます。
特定のオス猫と交尾させたい時や、交尾させたくない時は侵入を防ぐ必要があるんです。
家の周りに猫が嫌いな柑橘系やわさびの臭いを撒いておくと追い払うことができます。
玄関や窓を開けた隙に室内に入ってこないように作などをしておくのも1つの方法ですよ。
また、猫が来た時に必ず飼い主が追い払う行動をとると、警戒されるので来なくなる可能性もあります。
メス猫の排泄処理をこまめにすると臭いを頼りに近寄ってくることはないので、発情期の時は気をつけてあげるといいかもしれません。
侵入する猫を捕獲するのはNG?
動物愛護法に「飼い猫・野良猫を駆除や虐待を目的とした捕獲は禁止」とされています。
発情期のメス猫に近づけないよう捕獲することは駆除にあたってしまい罰せられることもあるかも。
また、野良猫を捕獲し保健所に連れて行っても引き取ってくれないこともあります。
保護猫団体へ相談することをおすすめします。
【猫の発情期対策】うるさい鳴き声で寝れない!落ち着かせる方法とは まとめ
猫の発情泣きを止める方法として以下の4つを紹介しました。
- 避妊手術を受けさせる
- 妊娠させる
- 外に出さない
- 昼間にたくさん運動をさせる
猫が妊娠すれば目的を達成するので発情鳴きを止めますし、避妊手術を受ければ発情鳴きはなくなります。
ただ、気軽に猫を妊娠させられないですよね。
避妊手術にも抵抗があるなら、日中にたくさんこうどうさせて気を紛らわせるようにするしかありません。
マタタビで気を引いたり、ケージに閉じ込めたり、綿棒で刺激する方法が紹介されていることもありますがオススメできません。
発情鳴きがうるさいようなら、予め近所に連絡を入れておくとトラブルになりにくいですよ。
あなたとあなたの愛猫にあった方法で発情鳴きを乗り越えてくださいね。