「三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:お客様の対応が必要」と記されたメールは、実は三菱UFJダイレクトになりすました詐欺のメールであることにご留意ください。
このメール内で、リンクをクリックするよう促す文章が含まれていますが、決してクリックしないでください。
この記事では、「三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:お客様の対応が必要」と書かれたメールがなぜ怪しいのかその詳細を解説しています。
あなたの不安を和らげるための情報を提供できればと思います。
「三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:対処が求められる件」の怪しいポイント
①個人宛の明確な宛名がない
検討してみると、このメールは個人に直接宛てられたものではなく、一般的な呼びかけに留まっていることが分かります。
例えば、メールアドレスの一部に「様」といった敬称が付けられることがありますが、これは一般的な呼びかけです。
「口座が一時利用停止されました。」といった内容が含まれていますが、口座の利用を停止するなら名前を明記するべきです。
しかし、詐欺メールでは送信者は受信者の情報をほとんど知らないため、このような一般的な表現を用います。
②不審な送信元メールアドレス
送信元のメールアドレスを確認すると、「@no-reply598-ufjcard.co.jp」となっています。
一方で、正規の三菱UFJダイレクトのメールでは、次のようなドメインが用いられています。
- @direct-11.bk.mufg.jp
- @mufg.jp
- @personal.bk.mufg.jp
- @bkmail.dccard.co.jp
- @debit.bk.mufg.jp
これらに該当しないドメインからのメールは、信頼性に欠けると考えられます。
③リンク先URLの相違
メールに含まれる「続けるにはこちらをクリック」というリンクは、一見すると正規サイトへの誘導と思えるものの、実際のリンク先は「https://ufj-1.s3.ap-northeast-3.amazonaws.com/1.html」というアドレスになっています。
これは、正式な三菱UFJダイレクトのサイト「https://direct.bk.mufg.jp/」とは明らかに違います。
パソコンでメールを開き、リンクにマウスカーソルを合わせると、スクリーンの左下にリンク先のURLが表示されるため、クリックすることなく確認することができます。
メール内のリンクをクリックせずに、公式アプリなどで確認を
三菱UFJダイレクト使用をうたった疑わしいメールが届いても、そのリンクを直接開くのではなく、三菱UFJダイレクトのアプリやウェブサイトを利用してご自身のアカウント状況を確認してください。
パソコンで操作する際には、信頼できるブラウザのブックマークを通じてログインするのが安全です。
本当に対応が必要な場合、公式のマイページにも同様の通知が表示されるはずです。
詐欺メールに対しては、慌てず冷静に対処しましょう。
もし個人情報を入力してしまったら、どう対応すればよいでしょうか?
うっかり個人情報を漏らしてしまった際の対応策
もしもの時に、カード情報やその他の個人情報を間違って入力してしまった場合、速やかにカード発行元へ連絡してください。
カード会社にはこのような事態に対処する準備があります。
ただし、クレジットカードの裏面にサインをしていない場合、不正利用の際の補償を受けられない可能性があるため、サインは忘れずに行いましょう。
個人情報を渡した後にできる対策は限られていますが、怪しいメールや電話には注意が必要です。
カードの使用を一時停止することで、情報の悪用を防ぐことができます。
もし個人情報を入力した後に詐欺メールに気づいたら、遅れずにカード会社に連絡することが重要です。
「三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:お客様の対応が必要」の内容
メールタイトル:
三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:お客様の対応が必要
メール本文:
○○(メールアドレスのユーザー名)様
三菱UFJダイレクトをご利用いただき、誠にありがとうございま す。
口座の資金安全を確保するために三菱UFJ銀行の口座が一時利用停止されました。
ご利用環境が本人の確認してから、下記のURL を再開手続きの設定してださい。
続けるにはこちらをクリック
※普段と異なる環境からのアクセスと判定された場合など、ご本人 からのアクセスであることを確認するために本メールをお送りして います。
クリックを促して個人情報を入手しようとするフィッシング詐欺メールです。
リンク先のURLは
「三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:対応をお願い致します」は詐欺メール まとめ
「三菱UFJ銀行 カードのセキュリティ通知:対応をお願い致します」と記載されたメールが、詐欺の可能性が高いことを紹介しました。
詐欺メールを識別するポイントは以下の通りです。
- 宛名が具体的な個人宛ではなく、一般的な表現にとどまっている
- 送信元のメールアドレスが公式のものではない別のアドレスから来ている
- メールに含まれるURLが正式なサイトのものではない
三菱UFJダイレクトなどの著名な金融機関の名前を使った詐欺メールに直面した際は、不安になる気持ちは分かります。
もし何か気になる点がある場合は、安全を確保するために直接三菱UFJダイレクトへの問い合わせしてみてくださいね。
メール内のリンクを直接クリックするのではなく、差出人のメールアドレスや宛名を慎重に確認することが重要です。
Amazonから送信されたとされる迷惑メールの事例をもとに、詐欺メールを見抜くためのポイントを紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。