SMBC(三井住友銀行)から送られてきたかの様な「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」というメールは…
SMBC(三井住友銀行)を装った詐欺メールです。
クリックを求める内容ですが、クリックしない様に気をつけてください!
この記事では「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」というメールの怪しいポイントを解説しています。
メールを受け取ったあなたの不安を解消できれば幸いです。
目次
「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」のメールが怪しいポイント
①宛名が個人宛てじゃない
メールをよく見てみると、個人へ向けた宛名がありません。
サイトの利用制限を行うのですから、制限をする相手が「誰」であるか知ったうえで連絡するはずですよね?
ところが、メール本文では「お客さま」と言う表現になっているんですよね。
詐欺メールの送り主はあなたのメールアドレスしか知らないので、宛名を記載できないのです。
そのためメールアドレスや「お客さま」と載せるしかないんです。
②差出人のメールアドレスが「@dn.smbc.co.jp」ではない
差出人をタップしてのメールアドレスのドメインを確認すると…
「@server-1070960-1.localdomain」
となっています。
SMBC(三井住友銀行)からのメールは「@dn.smbc.co.jp」なんですよね。
「@dn.smbc.co.jp」以外のドメインからメールが来るのは怪しいですよね。
差出人は「SMBC【三井住友銀行】」となっていますが、差出人名は送信者が自由に変えられるんですよね。
差出人名だけを見て、慌てないでくださいね。
③メールに記載されているURLのリンク先がおかしい
今回のメールにある「https://www.smbc.jp/account/login」の部分なんて、一見するとSMBC(三井住友銀行)のURLの様に見えますよね。
でも、リンク先が違うんです。
PCでメールを開いて、カーソル(矢印)をURLに重ねると、画面の左下にリンク先のURLが表示されますよ。
URLをクリックしなくても、確認できるので試してみてくださいね。
④タイトルと本文で金融機関名が合っていない
今回のメールの差出人は「SMBC【三井住友銀行】」となっています。
でも、メール本文の最後には「三井住友信託銀行」とあります。
銀行名がちがっているんです!
しかも、「三井住友銀行」と「三井住友信託銀行」って名前が似てますけど、別の傘下の銀行なんです。
- 「三井住友銀行」は三井住友フィナンシャルグループ傘下の銀行
- 「三井住友信託銀行」は三井住友トラスト・ホールディングス傘下の銀行
資本関係もなければ、お互いに独立した企業なんです!
そんな2つの銀行の名前が入っているなんて怪しいですよね。
⑤メール本文に矛盾した点がある
私が「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」と言うメールを受け取ったのは2023年5月25日でした。
ですが、本文には「2023年6月1日午前0時01分に当社サイトのご利用(WEB、スマートフォン共通)を一時制限させていただきました。」とあるんです。
「一時制限させていただきました。」と過去形であるにもかかわらず、未来の日付が書いてあるんですよね。
文章に矛盾があるのはあやしいですよね。
メールをクリックせず、アプリなどから確認しよう!
あなたのSMBC(三井住友銀行)のサイト利用を制限をするかの様な今回の詐欺メール。
メールをクリックせずに、SMBC(三井住友銀行)のアプリなどからログインして状況を確認しましょう。
PCから確認する場合は、いつも使っているブラウザのブックマークからなど信頼できるサイトからログインしてくださいね。
本当にあなたのSMBC(三井住友銀行)のサイト利用制限をうけているのなら、マイページにも同じ内容のメールが来ているはずです。
詐欺メールを見て、慌てずに行動してくださいね!
実際にカード情報などを入力してしまった場合どうしたらよい?
実際に誤ってカード情報や住所、名前、電話番号を入力してしまった場合…
まずはカード会社に連絡してくださいね!
カード会社に連絡することで、カード会社が対応してくれますよ。
注意点が1つ
クレジットカードの裏面にサインがないと不正利用されても保障されない可能性があるので、必ず署名してくださいね!
正直なところ、住所や名前、電話番号を入力してしまった後にあなたに出来ることはあまりありません。
個人情報が漏れたことで、新たな迷惑メールや不審な電話に気を付けるくらいです。
クレジットカードの利用を停止することが、あなたができる数少ない手段なんです。
個人情報入力後に不審なメールであると気が付いたら、すぐにカード会社に連絡してくださいね。
あなたにできる自衛手段はパスワードを使いまわさないこと
迷惑メールの主な目的は個人情報やクレジットカード情報を入手することです。
そこにはウイルスなどは関わっていないため、いわゆるウイルスソフトでは防ぐことは難しいのが現状です。
せめてもの対策としてあなたができることは、同じパスワードを使い回さないこと。
同じパスワードを使っていると万が一パスワードが漏れちゃった場合、他のサイトにまで不正ログインされちゃうかも…
でも、サイトごとにパスワードを考えるのは大変だし、パスワードを覚えていられないですよね?
そんなあなたにオススメなのが「1Password」
「1Password」はパスワード管理サービスなんです。
パスワードを自動で生成してくれますし、パスワードの管理もできます。
「1Password」を導入するだけで、自分でパスワードを考える手間からも、たくさんあるパスワードの管理からも解放されますよ!
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1ドル130円で計算すると…13,993円。
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約3,000円もお得ですよ!!
「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」の内容
メールタイトル:
【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ
メール本文:
当社サイトご利用制限のお知らせ
お客さまのWEBサイトのご利用につきまして、パスワード等の入力相違が続きましたので、2023年6月1日午前0時01分に当社サイトのご利用(WEB、スマートフォン共通)を一時制限させていただきました。
お客さまにはお手数をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申しあげます。
本人確認後、制限を解除することができます。
◆本人確認をご希望の方は、下記URLにアクセスして本人確認を行ってください。
URL:https://www.smbc.jp/account/login
※回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお手続きが可能になります。
※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を一部制限させていただきます。
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三井住友信託銀行株式会社
金融機関コード : 0294
登録金融機関 関東財務局長(登金)第649号
Copyright (c) Sumitomo Mitsui Trust Bank, Limited. All rights reserved.
あなたのSMBC(三井住友銀行)のサイト利用限を行うことをほのめかし、個人情報を得ようとするフィッシング詐欺メールです。
一見、SMBC(三井住友銀行)のURLの様に見えますが、リンク先のURLは別のサイトになっていました!
「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」は詐欺メール! まとめ
「【重要】当社サイトご利用制限のお知らせ」は詐欺メールです。詐欺メールを疑うポイントは5つ
- 宛名が個人宛てじゃない
- 差出人のメールアドレスが「@dn.smbc.co.jp」ではない
- メールに記載されているURLのリンク先がおかしい
- タイトルと本文で金融機関名が違っている
- メール本文に矛盾した点がある
SMBC(三井住友銀行)などの金融機関から、怪しいメールが来たら不安になってしまいますよね。
どうしても心配ならば直接、SMBC(三井住友銀行)に問い合わせましょう!
いきなりメールからクリックしない様に!
心当たりのないメールが来た場合は、宛名や差出人のメールアドレスを確認してみてくださいね
コチラの記事はAmazonから来た迷惑メールの事例を基に詐欺メールを見極める方法を紹介しています。
参考にしてみてくださいね。
【気を付けて!】Amazonを装ったフィッシング詐欺メールを見極める方法5選
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今回の記事が何かの参考になれば幸いです。
詐欺メールに引っかかることなく、しっかりあなたのお金を守ってくださいね!