必見！子どもが習い事へ行きたくない心理とその対処法を徹底解説！

子どもが習い事に行きなくなくなる心理には複数の理由が考えられます。

自分のスキルに自信がない
人間関係
興味の変化
他の新しい趣味や興味
習い事が難しい
生活の忙しさ

などなど。

親としても、無理してまで行かせなくてもいいとは思いつつ、辞めさせてもいいのか悩ましいですよね。

この記事では、子どもが習い事へ行きたくないといったときの対処法のほか、親がとってはいけないNG行動を紹介しています。

この記事を読めば、習い事を辞めたい子どもへの接し方が分かりますよ。

その他にも

「”やめグセ”がつくのではないか」

「いつ習い事を始めたらいいのか」

と言った疑問にも触れているので、是非最後まで読んでくださいね。

子どもが習い事に行きたくない心理とは？

子どもたちが習い事を始めるのは、多くの場合、その活動に興味や好奇心を感じるからです。

しかし、習い事に対する興味は一定ではありません。

時間が経過すると、子どもたちはさまざまな理由でその習い事を嫌がることがありますよ。

実際、HugKum編集部の調査によれば、子どもの57.4％が習い事を嫌がった経験があるんだとか。

つまり、多くの親が子どもの習い事への関心を失う経験していると言えるんです。

子どもが習い事に行きたくない主な理由

自分のスキルに自信がない：子どもが自分の能力に自信を持てなくなったとき、習い事に対するモチベーションが低下します。
人間関係の問題：先生や他の生徒との関係がうまくいかない場合、習い事の楽しみが半減してしまいます。特に、教える側の大人の態度や言葉が子どもの心を傷つけることがあります。
興味の変化：子どもたちは成長するにつれて興味や好奇心が変わることがあります。習い事が最初は楽しかったものでも、時間が経つとその魅力を感じなくなることがあります。
他の新しい趣味や興味：学校や他の場所で新しい興味や趣味を見つけると、以前の習い事に対する興味が薄れることがあります。
習い事の難易度：あるレベル以上になると、子ども自身がついていけなく感じることがあります。
生活の忙しさ：習い事の多さや学校の宿題、自由な時間の不足など、忙しい生活が子どものストレスとなることがあります。

親として、子どもの気持ちや興味の変遷を理解し、適切なサポートをすることが大切です。

時には習い事の先生や他の保護者とのコミュニケーションをとることで、子どものモチベーションを維持する手助けをすることができますよ。

習い事へ行きたくない子どもへの対処法

子どもが習い事に対してモチベーションを失ったり、行きたくないと言い出す時、多くの親はどう対応すればよいのか悩みますよね。

そこで、以下に子供の習い事に関する対処法のいくつかをまとめてみました。

励ます：子供が上達しないことに挫折しているなら、頑張ってみようという声かけや褒め言葉で励みを与えましょう。
一緒に悩む：子供の不安や悩みを共有し、一緒に問題解決の方法を考えてみると効果的です。
小さな目標を示す：達成しやすい小さな目標を設定し、その達成を通して達成感を感じさせましょう。
プチゴールを設定：中長期的な目標に向けて、短期間の達成目標を持つことでモチベーションを維持します。
改善点を考える：習い事に対する抵抗の理由を明らかにし、それに対する改善策を考えることが大切です。
休ませる：無理に続けさせるより、一時的に休息を与えることで気持ちがリセットできるかもしれません。
習い事を変える・増やす：子供の興味や得意分野が変わることは自然です。新しい習い事を試してみるのも一つの方法です。
辞めさせる：全ての習い事が子供に合うわけではありません。適切なタイミングでの終了も必要です。
楽しさを伝える：習い事の楽しさや魅力を再認識させることで、再び興味を持ってもらうことができます。
先生に相談する：子供の状況や悩みを専門家に相談することで、新たな視点や解決策を見つけることができます。
条件を付ける：続けるための明確な条件や目標を設定することで、子供にとっての挑戦意欲を引き出すことができます。
何もしない：時には過剰に反応せず、子供の気持ちや行動を静観することも必要です。

子どもが習い事へ「行きたくない」と言い出したとき

子どもが一時的な理由で習い事に行きたくないと感じている場合、その背後には一過性の出来事が潜んでいることがあります。

先生との小さな衝突や、友達関係に起因する悩みなどが考えられますよね。

親としては、一時的な障害を乗り越えるサポートをすることが大切なんです。

場合によっては、積極的に「行ってみよう」と背中を押すことも効果的かもしれません。

反対に、子どもが繰り返し「行きたくない」と表現している場合、その根底にはより深い感情が存在している可能性があります。

親がその要望を受け入れてみることで、本音を引き出すことができるかもしれませんよ。

ここでは、親の柔軟な姿勢と、子どもの感情を尊重する態度が重要となります。

子どもの習い事への関心が薄れているとき

また、習い事に対する興味や関心が薄れてきた兆しが見られる場合、強制的に続けさせるのではなく、その理由をじっくりと探る時間をもつことが大切です。

親子で初心を振り返り、再び興味を引き出す要素がないかを考えながら、場合によっては新しいことへのチャレンジも視野に入れると良いでしょう。

子どもが「やっぱりやりたい」と後から気持ちが変わることもありますよ。

親としては、その変化を受け入れ、再び習い事にチャレンジする道をサポートする姿勢が大切なんです。

長く続けてきた習い事に対する情熱が失われてきた場合でも、親子でコミュニケーションを深め、解決策を一緒に考えていくことが大切です。

状況をしっかり把握し、子どもの感情に寄り添うことで、その後のステップをどう進むべきかが見えてきますよ。

子どもの習い事を辞めたいと言い出したら

一度始めたことを最後までやり遂げる、という価値観を一旦忘れ、子どもに対して「今日は休みたい」や「やめたい」といった選択肢を提供し、選びやすい環境を作ることが大切です。

その上で、親と子とが一緒に子どもの気持ちを整理し、子どもが「自分の気持ちが大事にされている」と感じられる空間を作ることも必要ですよ。

成果が出ることが自信へと繋がり、それが大切である一方で、上手くいかないことに対するストレスも理解してあげることも大切です。

子どもが「やめたい」と感じること自体が、新しいことへの興味や好奇心を持っている証拠なんです。

継続は力なりとは言いますが、無理に続けさせることが必ずしも子どものためではないとの考えも。

子どもの成長や学びを優先し、時には新しい興味を追求させて支えることも大切ですよ。

子供が嫌がった時にしてはいけないNG行動

子どもが習いごとを嫌がるとき、親としてどう対応すべきかは非常に難しい問題ですよね。

その際、避けるべきNG行動にはいくつかのパターンがあります。

他人と比較する
子どもを他の子と比較する行動は、子どもにとってプレッシャーになり、自己評価を低くする原因となります。その結果、習い事そのものが苦痛と感じ、さらに嫌悪感を抱くようになる可能性があります。
人格を否定する
「ダメな子」「わがまま」といった、子どもの人格を否定する言葉も避けたい行動です。これにより、子どもは自己肯定感を持てなくなり、自分を否定的にしか見られなくなる危険性があります。
物で釣る
ご褒美を与えることで習い事へ行かせるのも一時的な解決にはなりますが、これが長期的な動機付けとはならず、むしろ逆効果となる可能性も。子どもは物をもらうことが目的になり、習い事そのものを好きになることは難しいでしょう。
「子どもが行きたくない」ことを先生にすぐ伝える
すぐに先生に子どもの嫌がる気持ちを伝えると、子どもは先生から嫌われるのではないかと感じるかもしれません。その不安が子どもにプレッシャーとなり、ますます習い事を嫌がることに。
理由を聞かずにやめさせる
習い事をやめたいと言う子どもの気持ちを理解することは大切ですが、それを理由も聞かずに受け入れるのはおすすめしません。なぜなら、その背後には解決できる問題があるかもしれないからです。

このNG行動を避ける一方で、子どもの気持ちを尊重し、一緒に解決策を見つけていくアプローチが望ましいでしょう。

子どもが何を感じ、どう感じているのかを理解し、それを受け入れながら、親子でコミュニケーションを図りつつ、適切な対応を見つけてくださいね。

子どもの習い事をやめると「やめグセ」が付くのでは？

”やめグセ"についての議論は、教育の世界でも賛否が分かれるテーマです。

子どもが嫌がっている習い事をやめさせてしまうと、「やめグセ」がつくと懸念する声も多い一方で、その背後にはさまざまな視点が存在します。

やめてしまうことへの不安

「継続は力なり」という言葉は多くの人に受け入れられていますよね。

確かに、ある活動を続けることで、その分野においてスキルが向上し、成功体験を得ることが多くなるはずです。

ただし、無理に嫌なことを続けさせると、それがストレスになり、子どもの情熱や興味を削ぐ可能性もあるのではないでしょうか。

「やめグセ」は必ずしも悪くない

逆に「やめグセ」は必ずしも悪いものではないと指摘する専門家もいます。

教育評論家の親野智可等氏によれば、「やめグセ」がつくこと自体は一つの迷信なんだとか。

子どもには新しいことをどんどん試させ、その中から自分に合ったこと、心から楽しめることを見つけさせるのが大切だとの立場をとっています。

楽しむことが最も大切であり、そのプロセス自体が、将来を前向きに生きる力を養うのだと強調してるんですね。

継続には自分からの意志が大切

ある一定の期間、物事を継続することで得られるものも確かに存在します。

しかし、その継続を強いられるものではなく、内発的なものであるべきです。

興味や喜びを感じていることなら、困難な局面があっても乗り越えていく力が湧いてくるものですよね。

子どもが何を選び、どこで続け、どこでやめるか。

その選択には、その子自身の心がどう感じているかが最も大切なんです。

「我慢は美徳」とされることも多いですが、それがストレスや不満となり、心の健康を害するなら、改めてその価値観を見直すべきかもしれません。

やはり、一番大切なのは、子どもたちが幸せで、心から何かを楽しむことができる環境を提供することであると言えそうです。

子どもの習い事をするメリット

習い事は、その小さな一歩が生涯にわたる趣味や特技、時にはキャリアへとつながることもあります。

子どもが習い事をするメリットには以下のようなものがあります。

五感を刺激する新体験

子どもたちは新しい体験を通して、世界を五感で感じ、理解しています。

芸術やスポーツにおいて、子どもたちが直接本物の芸術や本物のパフォーマンスに触れることは、その感受性を大きく刺激します。

例えば、プロのミュージシャンの生演奏を聞いたり、プロのアスリートのプレーを間近で見ることで、彼らの「やりたい！」という気持ちや探求心が刺激され、自身も何かを創り出したいという欲求が芽生えるんですよね。

そして、それが積極性や主体性を高め、豊かな表現力やコミュニケーション能力へと繋がるんです。

毎日の小さな「ワクワク」

習い事は子どもたちの毎日の「ワクワク」につながる要素なんです。

外での遊びの機会が減る現代において、習い事が新しい興奮や喜び、友情などをもたらしてくれる場となります。

さらに、親も子どもたちの楽しさを共有し、他の親と交流する場となるんですよね。

そのため、子どもだけでなく親にとっても習い事は貴重なコミュニケーションの場となり得ますよ。

独自の経験を通して学ぶ

習い事を通して、子どもたちが幼稚園や学校では得ることのできない貴重な経験をすることもあります。

例えば、特定のスキルを深く掘り下げることで、集中力や専門的な知識が身につくと同時に、その道のプロフェッショナルとの出会いもあります。

それは子どもたちにとって、新しい視点や価値観を学ぶ場となり、多様な世界観を形成する手助けをします。

習い事は単に技能を身につける場ではなく、子どもたちが「楽しさ」を体験し、「ワクワク」を感じることで、自らの意志で新しいことに挑戦し続ける力を育む場となります。

また、親としてもその楽しさを共有し、支えながら、子どもたちが自分らしさを発揮できる環境を提供していくことが大切です。

子どもの習い事はいつ始めるのがいい？

結論から言うと、子どもが興味を持ってやりたいと思ったときがオススメです。

近年、未就学児を対象にした習い事が増加の一途をたどっているんですよね。

2019年の学研教育総合研究所の調査では、56.8％の子どもが小学校入学前に何らかの習い事を経験しており、この数値は2017年と比較して18.9ポイントもの増加を示しています。

ではいつ始めたらいいのか。

例えば「語学の習い事は3歳から始めるべき」なんて意見もありますよね。

「英語圏に住むなど英語を日常で使う必要がある場合を除き、まずは母国語をしっかり身につけることが大切であり、その後で外国語を学ぶのが良い」

とか

「3歳前に英語を学ぶことが必ずしも最適とは言えない」

と語る専門家もいます。

子どもの脳は、使用されない情報を削除するため、英語を必要としない環境では、学んだことが消失する可能性もあるとのこと。

ただただ早く始めればいいというものではないんですよね。

親子で楽しむことが最も大切であることを忘れず、子どもの興味を尊重して習い事の時期を選んでくださいね。

子どもの習い事の選び方

子どもたちにとって習い事は、多くの場合、世界を広く深く見る絶好の機会となります。

しかし、その習い事が子どもたちにとって本当に有益なものであるためには、どのようなポイントを親が考慮すべきかまとめてみました。

子どもの興味を尊重し、"やってみてもいい"というスタンスを大切に

子どもたちが何に興味を持っているのかを探ることは、習い事を選ぶ第一歩です。

親として「これをやらせたい」という気持ちはあるかもしれませんが、まずは子ども自身が「やってみてもいいかな」と感じるものを見つけることが重要ですよ。

そのための手段として、体験レッスンや友達と一緒に参加する活動などが考えられます。

結果を急がず、プロセスを楽しむ

子どもたちが習い事を通じて得るものは、技術や知識だけではありません。

そのプロセスを楽しむことで、彼らはいろいろなことを学ぶんですよね。

ここで大切なのは、「早く上手になってほしい」という親の期待を抑え、子どもが自分自身のペースで楽しみながら学べる環境を提供することです。

先生の存在が大きな意味を持つ

子どもが安心して学べるかどうかは、教える側のインストラクターや先生が大きく関わります。

「何を学ぶか」も重要ですが、「誰から学ぶか」はもっと重要かもしれません。

そのため、習い事を始める前に、インストラクターや先生との面談や体験レッスンを通じて、子どもが安心して学べるかどうかを確認してくださいね。

習い事の目的は「才能を伸ばす」ではなく「新しい体験をする」

才能を伸ばすことももちろん大切ですが、そのプロセスで子どもが多くの「経験」を積むことも重要です。

才能を伸ばすという期待を一旦置いて、「これを通して子どもが何を感じ、何を学べるか」を大切にしましょう。

子どもの習い事において大事なのは、彼らが安心して楽しく学べる環境を作ること、そして新しいことにチャレンジする喜びを共有することです。

親自身が子どもの成長を楽しみながら、そのサポートができると素晴らしいですね。

楽しく通えるおすすめの習い事　3選

英会話レッスン

子どもたちが自然に英語のリズムを身につけ、国際社会で通じるスキルを獲得できる英会話。

楽しみながら言語を学ぶには、絵本を使ったレッスンやロールプレイ、ゲームを取り入れることが大切ですよ。

英会話レッスンを通じて、自然と「聞く・話す」スキルが身につき、言語に対する興味や好奇心を育みます。

水泳教室

水泳は、体力づくりや健康面からも推奨される習い事です。

送迎バスがある可能性が高いことや、洗い物が楽な点でもオススメなんです。

友達がたくさんいれば、楽しく通うこともできますよ。

音楽教室

ピアノや歌は、表現力を豊かにし、感受性を高めることができますよ。

音楽教室では、自由な表現を奨励し、自分の感情や思いを音楽を通して表現する楽しさを学びます。

発表会などでそのスキルを披露することも大切ですが、形に囚われない多彩な演奏方法や、自分で創りだす音楽にも触れることで、更なる創造力を引き出すこともできますよ。

これらの習い事を選ぶ際には、先生との相性も大切です。

子どもが心を開き、自分を表現しやすい環境かどうかをチェックし、子どもの意見もしっかりと受け止めながら選ぶことをオススメします。

それによって、子ども自身が習い事を「やりたい」と感じ、楽しみながら通うことができますよ。