クリスマスツリーを出す日はクリスマスの4つ前の日曜日が一般的なんですよ。
えっ
そんな話聞いたことがない?
実は、クリスマスの4つ前の日曜日にクリスマスツリーを出すのはキリスト教徒のお話。
キリスト教徒でないなら、特に決まりはないんですよ。
とは言え、せっかく出したクリスマスツリーをすぐに片付けるのはもったいない…
そう考える人も多いので、11月下旬から12月上旬にクリスマスツリーを飾る家庭が多いんです。
この記事ではクリスマスツリーを片付ける日や、クリスマスツリーの飾りの意味、クリスマスツリーの由来を紹介しています。
クリスマスツリーの飾りの意味や由来を子どもと話しながら、クリスマスツリーを飾るとより盛りあがりますよ。
是非最後まで読んでくださいね。
クリスマスツリーはいつ飾る?
クリスマスツリーを設置する適切な時期はいつでしょうか?
キリスト教の家庭ではクリスマスの4つ前の日曜日、12月上旬にクリスマスツリーを飾るんですよ。
キリスト教には「待降節」と呼ばれる期間が存在するんですよね。
「待降節」はクリスマスを迎える前の期間を指し、12月25日のクリスマスの4週間前の日曜日から、クリスマス直前の12月24日までを指しているんです。
ですから、「待降節」の初日、クリスマスの4週間前の日曜日にツリーを飾る家庭も多いですね。
日々オーナメントを増やして、クリスマス当日には完成させる風習もあるようです。
2023年は、12月3日が「待降節」の始まりの日曜日です。
余談ですが… アドベントカレンダーってご存知ですか? クリスマスまでの日数を数えるためのカレンダーで、毎日 窓を開けていくんですよね。 中にはお菓子やオーナメントが入っていて、クリスマスまでの日を楽しんで過ごせますよ!
とは言え、キリスト教を信仰していない家庭でのツリーの飾り始めの日は決まっていません。
多くの家では11月末から12月初旬にツリーを設置し、家族と一緒に飾り付ける時間を楽しむことが多いんです。
クリスマスの数日前になってから飾り始めると、クリスマスツリーを楽しめる期間が短い…
そう考えるあなたは、ハロウィンが終わってすぐにクリスマスツリーを飾ることで、長くクリスマスの雰囲気を楽しむこともおすすめです。
ところで、12月7日は「クリスマスツリーの日」なんですよね。
諸説ありますが、神奈川県横浜市の輸出入、販売をしていた明治屋が店頭にクリスマスツリーを飾ったことで普及したそうですよ。
クリスマスツリー日を目安にツリーを飾るのもいいですね。
クリスマスツリーはいつ片づける?
キリスト教の家庭では1月6日にクリスマスツリーを片付けることが多いんです。
キリスト教の習慣に基づくと、クリスマスの日から12日間は「降誕節」のお祝いなんですよね。
「降誕節」の翌日、1月6日の「公現祭」ににツリーを片付ける家庭が多いです。
「公現祭」は、カスパール、メルキオール、バルタザールの3人の賢者がイエスキリストの生誕を祝いに訪れたことを記念する日とされているんですよ。
西洋の国々では、新年の祝い方が日本と異なり(お正月を祝う習慣がない)、ツリーを新年を迎えるまで飾っていても不自然ではないんですよね。
しかし、日本の伝統的な新年の飾り付けとクリスマスツリーが同時に存在することが違和感を感じますよね。
日本の多くの家庭では、12月26日から年末までの間にツリーを片付けているようですよ。
クリスマスツリーの飾りの意味
クリスマスツリーに飾るアイテムそれぞれに背景や意味があるのでご紹介します。
トップスター(頂点の星)
イエスキリストの出生を知らせるために空に輝いたベツレヘムの星を象徴しています。
この星に従い、カスパール、メルキオール、バルタザールという三人の賢者は、キリストの生まれた場所までたどり着いたとされています。
ベル
キリストの出生を知らせる「喜びの音を鳴らすベル」を表現しています。
天使
天使は、キリストの出生を人々に告げたことで知られています。
一部の地域では、星形のトップデコレーションの代わりに天使が飾られることもあるんですよ。
りんごやオーナメントボール
りんごは「知恵の樹の実」として知られ、幸せや豊かな実りを祈願する意味があります。
りんごに似た役割として、オーナメントボールと言うガラスや光沢のあるメッキボールも使われますよ。
縞模様のキャンディ
羊飼いの杖を模した飴です。
キリスト教で神を羊飼い、信者を羊に見立て、イエスが導く存在とする考えを表しています。
キリストが人々を導いてくれるという願いが込めれているんですよ。
プレゼントを入れる靴下
サンタクロースのモデル 聖ニコラウスが窓から投げ入れた金貨が靴下に入っていたという話が元になっています。
クリスマスプレゼントを靴下に入れるのも、この話が由来なんですよ。
リース
輪には終わりがないので、神の永遠の愛を示しています。
イルミネーション
現在は電気ですが、かつてはろうそくが使用されていたイルミネーション。
キリストが人々にもたらす光を表現しています。
リボン
これは人と人との絆や愛を永遠につなぐ意味が込められています。
クリスマスツリーの由来
クリスマスツリーは、一般的に常緑樹、特にモミの木が選ばれます。
現代では実物のモミの木を模したプラスチック製のツリーが一般的ですよね。
常緑樹が選ばれる理由は、四季を通じて葉を保ち続けるその生命力が永遠性を意味するからなんです。
イエスキリストが伝える永遠の命や絶えず続く愛の象徴とされているんですよ。
クリスマスツリーのルーツは、北欧の古代ゲルマン民族が祭りで飾る樫の木にあるとされます。
樫の木は、冬場でも葉を失わない特性から、古代のゲルマン人々によって永遠の生命を代表するものとして崇拝されていたんですよね。
中世のドイツでは、モミの木に精霊や妖精が住むと信じられ、食べ物や花を飾ることでこれらの精霊が人々に力をもたらすという信仰があったとされます。
時代を経て、これらの伝統がキリスト教の文化と融合し、現在のクリスマスツリーとして親しまれるようになったと言われています。
実は決まっている!?クリスマスツリーっていつから出すの? まとめ
キリスト教の家庭では、クリスマスの4つ前の日曜日にクリスマスツリーを出すのが一般的なんです。
とは言え、キリスト教ではない家庭では特に決まりはありません。
クリスマスツリーを出してすぐに片付けるのはもったいないので、11月下旬から12月上旬に出すのがオススメですよ。
12月7日はクリスマスツリーの日なので、この日にクリスマスツリーを飾ってもいいですね。
クリスマスツリーを片付ける時期にも特に決まりはありません。
ですが、お正月を祝う習慣のある日本ではお正月飾りとクリスマスツリーは合わないのですよね。
年越し前にクリスマスツリーを片付けることをオススメします。
新年を祝う習慣のない欧米のキリスト教徒の家庭では1月6日に「公現祭」ににツリーを片付ける家庭が多いんですよ。
家族みんなで飾り付け、片づけをできる日を選んでもいいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
クリスマス関連記事はこちら