「引越しブルー」という言葉を聞いたことがありますか?
結婚前に憂鬱な気持ちになってしまうマリッジブルーのようなもので、「引越しのせいで気持ちがブルーになってしまう現象」なんです。
新生活が楽しみなのに前の家が恋しくなる人、引越しを後悔してしまう人までいます。
この記事では、そんな引越しブルー真っ只中の方へ前の家が恋しくなってしまう原因、引越しブルーへの対処法などを解説していきます!
ぜひ最後までお読みくださいね。
引っ越したのに前の家が恋しい原因は?
引っ越した前の家が恋しい原因は以下のものが考えられます。
- 思い出がいっぱいあるから
- 実家を出ることが不安
- 家族や友人が恋しい
- そもそも引っ越したくなかった
- 引越し作業が大変だった
- 騒音の問題
- 新しい部屋に何か不満がある
- ご近所トラブル
前の家が恋しい原因①思い出がいっぱいあるから
引越し前に住んでいた家に思い出がいっぱいあった人は、引っ越すことで寂しい気持ちになりがちです。
引越しの準備をして、空っぽになった家を離れるときには、前の家での幸せな記憶や思い出が消えてしまうような気分になりますよね。
例えば、恋人と同棲を始めた家から引っ越すようなとき、特に切ない気持ちになるのではないでしょうか。
一緒に料理したキッチン、2人で選んだカーテンなど、家の中にはたくさんの思い出がありますよね。
そんな思い出がつまった場所を離れるのですから、寂しい気持ちになるのは自然なことですよ。
前の家が恋しい原因②実家を出ることが不安
大学への進学、就職などで、初めて実家を離れる方も不安が大きいでしょう。
引越しの前までは、親がしてくれていた食事の用意や洗濯なども、これからは何でも一人でこなさなければなりません。
仕事と家事を一人で行うのは、慣れるまでとても大変ですよね。
実家を出ること自体が不安だという声もよく聞きます。
離れてみて初めて、家族の存在の大きさに気付くというのは、社会人になると誰もが通る道なので共感する方も多いのではないでしょうか。
前の家が恋しい原因③家族や友人が恋しい
引越し先が以前の家から遠い場合、家族や仲が良かった友達との別れは避けられませんよね。
物理的な距離が生まれることで、これまでのように会うのは難しくなります。
大切な人と会いたい時に会えないのは、孤独を感じてつらいはずです。
人間関係を築くことが苦手な方は、新しい居場所を見つけるのにも時間がかかるでしょう。
そんな中で親しい人を思い出すと、寂しさをより強く感じますよね。
前に住んでいた家が恋しくなるのも無理はありません。
私自身も人見知りなので、自分を理解してくれる家族や友達が、いつも側にいないということが一番つらかったです。
前の家が恋しい原因④そもそも引っ越したくなかった
急な転勤などで、引っ越しすることに納得できていない人もいると思います。
私は子どもの頃、父の転勤先に家族で帯同した経験があります。
子どもながら、前の家がとても恋しかったのをよく覚えています。
新居に慣れるまでは、家族と毎日自分の家にいるのにホームシックになっていました。
そもそも引越しをしたくなかった人は、すぐに気持ちを切り替えて前向きに過ごすのも難しいですよね。
前の家が恋しい原因⑤引越し作業が大変だった
前の家での荷造り、新居での荷解き、住所変更の手続きなど、引越しは本当に時間と労力がかかります。
どうにか新居へ引っ越したとしても、仕事から帰宅して「早く段ボールから荷物を出して片付けなきゃな…」と考えるとそれだけで憂鬱になってしまいますよね。
前の家が快適だったら尚更、引越し前に戻りたいと思ってしまうはずです。
前の家が恋しい原因⑥騒音の問題
今の家を選んだことを後悔している人の理由で一番多いのが、騒音の問題だそうです。
例えば、「同じアパートの住民の生活音が不快」ということが考えられますね。
また、家の近くに線路や踏切があって、1日中電車の音が気になってしまう場合もあります。
幹線道路に面していると、夜間も交通量が多く、車の音で眠れないという人も。
引っ越して初めてわかることもあるので、防ぎようがないのですが、騒音は大きなストレスになります。
特に、閑静な住宅街から都会に引っ越してきた人は慣れるのにも時間がかかってしまいますよね。
前の家が恋しい原因⑦新しい部屋に何か不満がある
部屋の設備についても後悔する人が多いようです。
例えば、一人暮らしで人気のあるロフトも後悔の声が多いですね。
スペースを有効活用できる反面、夏になると蒸し暑く、サウナのようになってしまいます。
結果的に、ロフト部分は寝室ではなく物置として使うしかなくなり、生活スペースが限られてしまうことも。
また、インターネット環境や間取りなども、事前にしっかりと検討しておく必要があります。
これからも様々な機会で、在宅勤務もありえますので、仕事ができる環境は最低限でも整えましょう。
他にも、キッチンが狭い、収納が足りないなどの悩みについても後悔する人が多いですね。
生活のしづらさから前の家が恋しいと思ってしまうのかもしれません。
前の家が恋しい原因⑧ご近所トラブル
新しい家がこれまでよりも気に入っていて、立地条件も素晴らしく、充実した生活を送っている人でも、前の家が恋しくなることもあります。
それは、ご近所トラブルに巻き込まれたときです。
ご近所さんとの相性が悪いだけで、生活全体が憂鬱になることもありますよね。
隣の住人は挨拶が一切ない、夜遅くまで大きな声で騒ぐ、夜中に大きな車の音と共に帰宅する…小さなことでも毎日積み重なると、嫌になってしまうはずです。
ご近所同士でのトラブルは、引っ越しを考える原因にもなりえます。
引っ越したのに前の家が恋しい…解消する方法8選
前に住んでいた家が恋しくなる気持ちは、自然なことで、いろいろな原因が考えられます。
それでも、新生活を充実させようと気持ちをポジティブに切り替えられたら良いですよね!
ここからは、前の家が恋しいと思う気持ちを解消するための方法をご紹介していきます。
解消する方法①引越し作業を早めに終わらせる
前の家が恋しいと思う気持ち以上に、今住んでいる部屋を魅力的にしてみましょう。
そのためには、できるだけ早く引越し作業を完了させ、住みやすい環境を整える必要があります。
引越し作業が長引くと、いつまでも家の中の整理整頓ができず、段ボールは散らばり、ホコリがたまってきます。
掃除もしにくい状態では、くつろいで過ごせませんよね。
新生活では、思っているよりもストレスを感じて疲れやすくなりますから、自分の部屋では安心して過ごせるようにしたいところです。
休日に家で十分にリラックスできれば、前向きに生活できますよ。
解消する方法②思い出は形に残す
引越しをしたことで、大切な思い出がなくなるように感じてしまうのは、とてもつらいですよね。
引越し前に撮った写真や動画はありませんか?
寂しい気持ちになったときに見返すといつでも思い出を振り返られますよ。
今の家に前の家の写真を飾ったっていいと思います!
動画は動くので、楽しかった思い出をよりリアルに思いだすことができますね。
私も初めての一人暮らしで寂しくなったとき、高校時代の卒業アルバムや、友達と撮ったプリクラなどをよく眺めていました。
思い出を振り返ることは、特に引越し直後の寂しさや悲しさに効果がありそうです。
解消する方法③家族や親しい人に会う
家族や、親しかった人との別れが寂しいと感じる場合、引っ越してからも積極的に会いましょう。
住んでいる場所が近ければ、直接会えるので問題ないのですが、距離が遠い場合はビデオ通話がおすすめです。
定期的に連絡を取って、新しい生活の悩みや不安を話すことで、ストレスを軽減できますよ。
あなたが初めての一人暮らしで、今つらい思いをしているのなら、親や兄弟は頼もしい支えになってくれるはずです。
寂しいからという理由だけで、実家に毎日電話しても良いと思いますよ!
新しい環境でのスタート時に、家族や親しい人の支えがあると気持ちも前向きになりそうですね。
解消する方法④好きなものでいっぱいの部屋にする
自分の好きなもの、心地よさを感じるものを部屋にたくさん取り入れるのもおすすめです。
お気に入りのものを部屋に飾ると、気分が明るくなり、リラックスできますよ。
前の家と全く同じにはなりませんが、ひとつひとつの部屋なら自分の好みに合わせて、工夫できますよね。
新生活に不安や寂しさを感じている方は、前の家から持ってきたものを飾ることで、気持ちも落ち着くと思います。
飾りたいものが何も思いつかない人は、お花や観葉植物をぜひ置いてみてください!
お花を飾ると気分も明るくなり、水やりをしているうちに愛着がわいて、家での時間がより楽しくなりますよ。
解消する方法⑤メンタルを整える
ネガティブになりやすいのは、疲れているときが最も危ないですよね。
新生活は、初めてのことや緊張することが多く、心身ともに疲れます。
メンタルを整えるために、週末にはしっかり休息をとって、リフレッシュしましょう。
注意したいのは、ずっと家の中にいるだけでは気持ちが前向きにならないということです。
外に出て、お日様の光を感じながら散歩するなど、軽い運動も取り入れてみてくださいね!
新しい家の近所を探検して、行きつけのお店を探すのも楽しいですよ。
心も体もしっかり休まれば、前の家への恋しさも徐々に薄れて、新生活が充実しそうです。
解消する方法⑥時間が解決してくれる
今現在、前の家が恋しい方は想像できないかもしれませんが、時間と共に前向きな気持ちになるはずです!
寂しさを受け入れて、のんびり長い目で見ると、段々気持ちが落ち着きますよ。
新生活にも慣れたころには、新しい居場所も、気の合う人も少しずつできてきます。
あまりネガティブに考えない方が、不安や悩みにも対処しやすくなるというのはよく言われていることですね。
私の経験ですが、半年も過ぎれば、楽しいことの方が増えて毎日が充実しますよ!
解消する方法⑦思い切って引っ越す
どうしても受け入れられないことがあるなら、もう一度引っ越した方が良い場合もあります。
例えば、通勤や買い物が不便で、生活自体が成り立たなくなっている場合です。
立地もそうですが、人によってはご近所との人間関係でも、体を壊してしまうほどストレスを感じるかもしれません。
もちろん、引っ越しには費用がかかりますが、合わないと感じる場所で暮らすよりも、再度引っ越した方が良い場合もあります。
今回の引越しで失敗した経験を教訓にして、慎重に新居を決めてくださいね。
解消する方法⑧新しい家で思い出を作る
これまで住んでいた場所で経験したように、新生活でも素晴らしい出会いや楽しいことが必ずあります!
今を大切にして、新しく楽しい思い出を作っていくと、前の家を恋しく思う時間は減っていくはずです。
また、新生活に合わせて生活習慣を改善したり、新しいルーティーンを取り入れてみるのもいいですね。
新しい友人を招いたり、やりたかったことをいろいろ試してみると、きっと世界が広がっていきますよ。
こんなはずじゃなかった!?引っ越し前の家が恋しい! まとめ
この記事では、前の家が恋しい原因と、その解消法をご紹介しました。
引越しが終わっても前の家が恋しいと思うのは、悪いことではありませんよ。
まだ今の家が自分の居場所だと思えないから、気持ちが落ち着かないだけなんです。
新生活にストレスを感じて、つらいと思っている人もあなただけではありません。
今までと同じように、これからもたくさんの楽しいことや、素晴らしい出会いがありますよ。
寂しさを忘れて、できるだけ前向きに過ごせるようになるといいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。