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ウルトラライトダウンって暖かくない!?着こなしやお手入れが間違っているかも!

2022年12月4日

「ウルトラライトダウン」が暖かくないと感じる人はあなただけではありません。

ネットやSNSでもウルトラライトダウンが暖かくないとの感想を目にします。

ウルトラライトダウンを買ったことを後悔しているかもしれませんが、ちょっと待ってください。

「ウルトラライトダウン」はダウンの量も質も十分な高性能ダウンジャケットで、街中での使用なら十分な性能を持っているんです。

それでも寒いと感じているのなら、以下の様な原因が考えられます。

  • ウルトラライトダウンの性能を発揮する着こなしが出来ていない
  • ウルトラライトダウンのサイズがあっていない
  • ウルトラライトダウンの洗濯に失敗してしまった
  • 持っているウルトラライトダウンが5年以上前のものだ

1つ1つは記事内で詳しく解説しますね!

 

ウルトラライトダウンが暖かくないというと意見を知って、購入をためらっているあなた。

この記事では、ウルトラライトダウンの性能を十分に発揮する着こなしやサイズ選びについて紹介しています。

この記事を読めば、自分に合ったウルトラライトダウンを買うことができますよ!

ウルトラライトダウンが暖かくない 暖かく着るためには

ウルトラライトダウンに限らず、ダウンジャケットの性能を十分に発揮させるためには着こなしとサイズ選びが大事なんです。

ダウンジャケットの中に着る服選びを間違えると性能を発揮させることができないんですよね。

サイズ選びに失敗しても、せっかくの高機能ダウンジャケットも思ったほど暖かくないと感じることになってしまいます。

ダウンジャケットの着こなしの基本は…

  • ダウンジャケットの下に着るインナーは少なめにする
  • ダウンジャケットはピッタリなサイズを選ぶ

なんです。

以下に詳しく解説しますね。

ウルトラライトダウンの着こなし インナーは少なめに!

ダウンジャケットを着るときはインナーを少なめにしてくださいね。

ダウンって人の熱を吸収して暖まると膨らむ素材なんですよね。

膨らんだダウンが空気をため込んで空気の断熱層をつくるから暖かくなるんです。

ですから、体からダウンが離れてしまうとダウンの性能が十分に発揮できないんですよね。

 

「ダウンジャケットの下に着こんでいるのに寒い!」そう感じているあなたは着こなしを見直してみてください。

例えば、一番下にヒートテックを着て、次にウルトラライトダウン。

その上からスウェットのパーカーなんかを着るのが一番ウルトラライトダウンの性能を発揮できる着こなしなんですよ。

それでも外に出る時に寒そうなら、さらに上着を羽織ってくださいね!

ダウンを濡らさないで!

ダウンって濡れてしまうとしぼんで空気を保てなくなるんです。

ウルトラライトダウンは小雨程度をはじく撥水機能がありますが、ずぶ濡れになるとダウンが濡れてしまうことがあります。

ダウンが濡れてしまったダウンジャケットは逆に体温を奪うので凍える要因になりますよ!

撥水は防水と違って水をはじく機能ですから、あまり過信しないでくださいね。

ウルトラライトダウンのサイズ選び 大きいサイズを選ばない!

ダウンジャケットはピッタリ目のサイズを選んでください。

先ほども紹介しましたが、ダウンは人の熱を吸収して膨らむので体に近い方が暖かいから。

でも、それだけじゃないんです。

大きいサイズのウルトラライトダウンを着た場合、袖や裾の隙間が大きくなるんですよね。

そこから風が入ってくると寒いんです。

ウルトラライトダウンは、必要以上に大きめのサイズを選ばないでくださいね。

 

ウルトラライトダウンはコンパクトさを重視しているためか、着丈が短めなんです。

確かにちょっと屈んだときなんかに腰のあたりが冷えてしまうんですよね。

着丈が短いからってサイズでカバーしようとしないでくださいね。

大きめのウルトラライトダウンを選ぶと、ウルトラライトダウンが持っている防寒性能を十分に引き出せなくなってしまいますよ!

 

ウルトラライトダウンの着こなしを見直したら本当に暖かかった!

実は、私もウルトラライトダウンが暖かくないと感じていた1人でした。

調べてみるとウルトラライトダウンの性能は悪くないんですよね。

そこで色々調べてみたところ、私の着こなしが暖かくないと感じる要因ではないかと考え、検証してみたんです。

 

これまでの私は、ウルトラライトダウンはアウターだから一番外側に着ると信じて疑っていませんでした。

ヒートテック→パーカー→ウルトラライトダウンの順に着ていたんですよね。

これをヒートテック→ウルトラライトダウン→パーカーに変えてみたんです。

すると…寒くないんですよ。

今までならウルトラライトダウン着ても、ちょっと凍える様な気温だったのにも関わらず!

ちょっと風が吹くとスースーして寒かったのが無くなったんですよね。

 

最後に…ウルトラライトダウンの着こなしを見直した結果1つ欠点があったのでお伝えしますね。

それは、着ぶくれすること。

とは言え、暖かさには替えられないので、私は着ぶくれる自分を受け入れていますよ!

ウルトラライトダウン 正しくお手入れ(洗濯)しないと性能を発揮できない

ウルトラライトダウンの洗濯に失敗するとダウンがしぼでしまうんです。

ダウンがしぼんでしまうと、空気をため込む性能を発揮できないので暖かくないんですよね。

とりあえず洗濯機に放り込んで洗濯!

と、適当なお手入れをしないでくださいね。

ダウンジャケットが他の洗濯物と絡まったり、洗濯中にねじれたりするとダウンが痛んじゃいますよ。

 

ただ、洗濯を怖がってお手入れしないのもNG。

ダウンジャケットを着ていると、汗とか外気の湿気をダウンが吸ってしまうんですよね。

その時に一緒にダウンに汚れが付いてしまうんです。

汚れが付いたダウンは本来の性能を発揮できないんですよね。

だから、お手入れしていないウルトラライトダウンも暖かくないんです。

 

ウルトラライトダウンを暖かく着るためには…

正しく、定期的にお手入れすることが必要なんですよ!

ウルトラライトダウンの洗濯方法

ウルトラライトダウンの洗濯記号は以下の通りです。

  • 液温は40℃を限度とし、手洗いによる洗濯処理ができる
  • 漂白処理できない
  • 洗濯処理後のタンブル乾燥処理はできない
  • 日陰でつり干し乾燥がよい
  • アイロン仕上げ処理はできない
  • ドライクリーニング処理ができない

ウルトラライトダウンは手洗いして陰干しすることが正しいお手入れになるんです。

 

ウルトラライトダウンを手洗いするといっても、手洗いする機会なんてそうそうないですよね。

やり方が分からないあなたのために、手洗いする方法を紹介しますね。

手洗いの手順は以下の通りです。

  1. 襟や袖口など汚れた部分を外側にしてたたむ
  2. シンクや洗面器などに40℃以下のお湯を張って、おしゃれ着用の洗剤を入れる
  3. たたんだダウンジャケットを浸して、押し洗いする(沈める→浮かせるを30回程度繰り返す)
  4. シンクや洗面器のなかで軽く押して脱水する(絞りは現金!)
  5. シンクや洗面器に水を張って押し洗いの要領で2回すすぐ(2回目のすすぎの際に柔軟剤を入れる)
  6. バスタオルで包んで押し出すように脱水する
  7. 脱水後、厚みのあるハンガーで陰干しする
  8. 軽くたたいて形を整える
  9. 室内で2~3日干す(中のダウンや内側も完全に乾かす)
  10. ダウンジャケットの肩の部分を持って軽く振る
  11. ダウンジャケットの肩と裾の部分を持って軽く振る(空気を入れてふんわりと仕上げる)
  12. 防水スプレーをかけて完成!

ダウンジャケットを洗ったり、すすいだりするときは押し洗いしてくださいね。

脱水もダウンジャケットを押して水分を取ってください。

掴んだり、揉んだりするとダウンが痛む原因になりますよ。

 

ダウンジャケットの脱水はそこそこ大変です。

バスタオル1枚では脱水できないこともあるんです。

脱水だけは洗濯機の力を借りることもアリですよ。

洗濯機で脱水するなら、1分以内に終わらせてくださいね!

洗濯してつぶれちゃったウルトラライトダウンは復活できる?

洗濯してつぶれてしまったウルトラライトダウン、すぐに諦めて捨てないでくださいね!

まだ、復活できる可能性があります。

ダウンジャケットをウェットクリーニングできるクリーニング店に相談してみてください。

ダウンのクリーニングが得意なお店なら、復活できる可能性が高いですよ。

古いウルトラライトダウンは現行モデルより性能が低いんです。

現行のウルトラライトダウンはフィルパワー750と高品質なダウンジャケットです。

しかし、5年位前のモデルはフィルパワー640でした。

600フィルパワーを超えれば街中での使用には十分であると言われています。

とは言え、アウトドアで夜の気温が低い場所へ行くと現行モデルとの差を感じることがあるかもしれませんね。

ですから、あなたの持っているウルトラライトダウンが5年以上古いものであるなら、最新モデルを着ている人ほど暖かさを感じられていないかもしれません。

フィルパワーって何?

ダウン フィルパワー

フィルパワーとは…

羽毛1オンスのダウンをシリンダーに入れて、一定荷重をかけたときの膨らみ度合を示した数値です。

簡単に言うと、ダウンに圧をかけたときに元に戻ろうとする力を数値化したものなんです。

数値が大きいほど多くの空気を含んでいて、保温性に優れているんですよ!

フィルパワーの目安

フィルパワーの数値を見ても、実際の生活でどの程度のフィルパワーがいいのか分かりにくいですよね。

参考までにフィルパワーとその用途をまとめました。

フィルパワー:500フィルパワーとして標準的だが、最近のダウンジャケットの中では低い数値。

とは言え、暖房の効いた場所を行き来する営業職なんかの場合、これ以上だと汗をかいて不快なこともある

フィルパワー:600良質なダウンのフィルパワーの目安となる数値。

街中で使用するには十分であるとされている。

フィルパワー:700高性能なダウンのフィルパワーと言われる数値。

アウトドアで使用するならこの位が目安。

街中だと暑いと感じるシーンもある。

フィルパワー:1000フィルパワーとしては最高峰。

登山用のダウンなどに採用されている。

mont-bellのダウンの場合、フィルパワー1000はフィルパワー550の1.8倍暖かいとか。

一般的にはフィルパワー600あれば十分、寒い地方や寒がりな方でもフィルパワー700あれば日常生活には十分であることが多いんですよ。

ウルトラライトダウンを最適な気温で活用するコツ

ウルトラライトダウンは、気温が5度から15度の範囲で着用すると快適です。

5度以下になると、このダウンだけでは寒さをしのぐのが難しくなりますし、15度を超えると暑く感じることがあります。

このため、多くの人が肌寒く感じる15度以下の気温が、ウルトラライトダウンに最適です。

気温が5度前後のときの着こなし

気温が5度に近い時は、ウルトラライトダウンをアウターとして適切に着用することが大切です。

ウルトラライトダウンは、体温を利用して膨らみ、暖かい空気を閉じ込め、寒い空気を防ぐためのものです。

内側に着込みすぎると、ダウンがその機能を発揮しないため、適度に着込むのが良いでしょう。

特に、気温が5~10度の寒い日には、中に着込むことに注意しましょう。

また、ヒートテックなどの保温インナーを1枚着てからウルトラライトダウンを羽織ると、さらに効果的です。

ベストタイプを選べば、着ぶくれの心配もなく、スマートに防寒できます。

気温が15度前後のときの対応

気温が15度近辺では、風の強さや日差しによって肌寒く感じたり、快適だったりするため、ウルトラライトダウンの携帯が便利です。

脱いだ後にコンパクトに収納できるので、持ち運びが楽です。

15度前後でそれほど寒くない日は、ダウンの下にしっかり洋服を着ておくことで、気温の変化に柔軟に対応できます。

これらのポイントを押さえれば、秋から春にかけてウルトラライトダウンを長く、快適に使いこなすことができます。

ウルトラライトダウン 基本性能は優れているんです

ウルトラライトダウンが暖かくないと感じる方もいるようですが、ウルトラライトダウンの性能は優れているんですよ。

ウルトラライトダウンの基本性能は以下の通りです。

  • フィルパワー750以上
  • 中わた ダウン90% フェザー10%

一般的にフィルパワー700以上であれば高品質ダウンと言われています。

また、中わたのダウンとフェザーの割合は、ダウンの割合が高いほど暖かく、高品質ということになります。

ウルトラライトダウンはフィルパワー700以上、中わたの90%はダウンです。

ウルトラライトダウン自体は高性能なダウンジャケットなんですよ!

ウルトラライトダウンとアウトドアブランドのダウンの違い

同じフィルパワーならアウトドアブランドのダウンジャケットの方が暖かいこともあるんです。

細かいところなんですけど、アウトドアブランドのダウンジャケットの方がより防寒に配慮されているんです。

具体的には以下のような点が挙げられます。

  • 着丈が長めで屈んでも腰がむき出しになりにくなっている
  • ファスナーの裏にも生地があって風の侵入を防いでくれる
  • ファスナーのジップが顎に当たらない様になっている
  • ファスナーのジップが手袋をしていても つまみやすい形状になっている
  • 袖口の隙間が極力できない様になっている

ちょっとした差なので街中では感じなくても、晩秋のキャンプや登山ではこの差を感じる場面がありますよ。

まとめ

ウルトラライトダウンが暖かくないと感じる理由を紹介しました。

ウルトラライトダウンが暖かくないと感じる一番の要因は、ダウンジャケットの着こなしやサイズ選びにあるんです。

ダウンは身体の熱を吸収して膨らむので、できるだけ体に近い方が効果を発揮しやすいんですよね。

だから重ね着した上にウルトラライトダウンを着るよりも、パーカーなんかの下にウルトラライトダウンを着た方が暖かいんですよ!

サイズも大きめのサイズを選ぶと、体のダウンの隙間に風が入ると寒く感じることがあります。

ピッタリ目のサイズを選ぶんで、できるだけ体とダウン間に隙間を作らない様にしてくださいね。

 

ウルトラライトダウンを洗濯機で洗濯してしまうと、ダウンがつぶれてしまうこともあります。

ダウンがつぶれてしまうと、ウルトラライトダウン本来の性能が発揮できず暖かくないと感じることがあるんですよね。

洗濯を怖がったり、サボってお手入れしなくてもダウンが汚れて本来の性能を発揮できなくなってしまいます。

正しく、定期的にお手入れしてくださいね。

 

ウルトラライトダウンも毎年改良を重ねているので、現行モデルは5年くらいまえのウルトラライトダウンよりもフィルパワーが増しています。

古いウルトラライトダウンを着ていると、現行モデルを着ている人と一緒にいても自分だけ寒いと感じるシチュエーションがあるかもしれません。

 

ウルトラライトダウンの着こなしを見直して、暖かく過ごしてくださいね。

これからウルトラライトダウンを購入するなら、ピッタリ目のサイズを選んでくださいね!

 

ヒートテックが暖かくないと感じているあなたにはこちらの記事もオススメですよ。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事があなたの役に立てば幸いです。

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