「ご利用状況：EposCard カードの最新の取引確認」は詐欺メール

「EposCard使用状況：最新取引の通知」と称するメールがEposCardからのもののように見えますが、実際には詐欺目的で送られた偽物です。

このようなメールはクリックを促しますが、絶対にクリックしないようにご注意ください。

この記事では、そのようなメールが怪しい理由について解説し、受け取った際の不安を和らげることを目指します。

この記事では「オフィシャルアカウント管理」というメールの怪しいポイントを解説しています。

メールを受け取ったあなたの不安を解消できれば幸いです。

「EposCard取引の確認」と称するメールの疑わしい点

①宛名が個別指名ではない

メールの宛名が「お客様」や単にメールアドレスで呼ばれている点に注意が必要です。

本文には「お客様のカードに不明な取引が検知されました」とありますが、受信者を特定せずにこのような表現を用いるのは、詐欺メールの典型的な手法です。

実際には、詐欺師は受信者の個人情報をほとんど持っておらず、一般的な呼びかけをするしかないんですよね。

②送信元のメールアドレスが異常

送信元のメールアドレスを確認すると、EposCardの公式メールアドレスとは異なるドメインが使用されています。

今回の送信元のメールアドレス「@no-reply345-eposcard.co.jp」はEposCardが使用する「@01epos.jp」と似ていますけど異なります。

このように異なるドメインを使用することは、かなり怪しいです。

③URLのリンク先が一致しない

メールに記載されている「ご利用確認はこちら」のリンク、一見正規のEposCardサイトへのリンクに見えますが、実際には無関係の「https://maigou88.com/」というURLへと誘導されます。

正規のEposCardホームページは「https://www.eposcard.co.jp/」であり、記載されたURLは全く異なります。

リンク先のURLに「eposcard」の文字すらないんですよね

メールを開いてリンク上にマウスのカーソルを置くことで、リンク先のURLが確認できるため、クリック前に正当性を見極めることが可能ですよ。

メールをクリックせず、アプリなどから確認しよう！

EposCard使用に関する疑わしいメールに対処する際は、メールのリンクをクリックする代わりに、公式のEposCardアプリや信頼できるウェブサイトを通じて直接確認することが重要です。

パソコンを使用している場合は、お気に入りに登録してあるブラウザからアクセスしてください。

実際にあなたのカード使用状況をチェックする必要がある場合、公式マイページにも通知があるはずです。

不審なメールに動揺せず、冷静に行動しましょう。

実際にカード情報などを入力してしまった場合どうしたらよい？

万が一、カード情報や個人情報を誤って入力してしまった場合は、すぐにカード発行会社への連絡が必須です。

カード発行会社に報告することで、適切な対応を取ってもらえます。

クレジットカードの裏面に署名をしていない場合は、不正利用の際の保証を受けられないことがあるため、必ず署名してくださいね。

残念ながら、一度漏れた個人情報を取り戻すことは難しいですが、迷惑メールや怪しい電話への警戒や、クレジットカードの利用停止など、取るべき対策はあります。

不審なメールを認識した後に個人情報を入力してしまった場合には、すぐにカード会社への連絡を心がけてください。

「ご利用状況：EposCard カードの最新の取引確認」の内容

メールタイトル：

ご利用状況：EposCard カードの最新の取引確認

メール本文：

いつもエポスカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。
このたびはお客様のカードに不明な取引が検知されましたので、

カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。

利用制限を解除するため、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。

ご利用確認はこちら

*ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。

お客様にはご迷惑をお掛けして、申し訳ございませんが、
何とぞご理解とご協力をお願い申しあげます。

あなたの取引内容を確認したいことをほのめかし、個人情報を得ようとするフィッシング詐欺メールです。

一見、本人確認のURLの様に見えますが、リンク先のURLはEposCardとは別のサイトになっていました！