今年も、クリスマスツリーが街中に飾られ、定番のクリスマスソングがあちこちから聞こえてくる、クリスマスシーズンがきましたね!
我が家の子ども達もサンタさんがプレゼントを持ってきてくれるのをとても楽しみにしています。
私の一番の楽しみは何といってもクリスマスケーキで、カタログを見ているだけで幸せな気持ちになってしまうほどです。
かわいいデコレーションにイチゴをはじめとしたフルーツ、生クリームにチョコレート…
そんなクリスマスケーキを楽しみにしていた時、ふと「クリスマスケーキは、いつ食べるのが正解なの?クリスマスイブ?それともクリスマス当日?」という疑問がでてきました。
今回の記事では、クリスマスケーキは何日に食べるべきなのか解説していきます。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
クリスマスケーキは何日に食べるのが正解?
いよいよ待ちに待ったクリスマス。大人も子どもも楽しみなのはクリスマスケーキですよね。
でもクリスマスイブと当日どちらに食べるかはご存知ですか?
結論から言うと、ケーキを食べるベストタイミングはずばり「12月24日の日没から12月25日の日没まで」です!
その中でも、12月24日の夜にクリスマスケーキを食べるのが、クリスマスを正しくお祝いする方法なんですよ。
「クリスマス当日である12月25日にケーキを食べるのでは…」と思っていた方も多いのではないでしょうか?
なぜ「12月24日の日没から12月25日の日没まで」にクリスマスケーキを食べるのか詳しく解説していきますね。
理由①ユダヤ暦
まず一つ目の理由は、ユダヤ暦で定義されているクリスマスの考え方です。
イエス・キリストが産まれた当時は、現代の日付の区切りとは違い、日没で日付が変わる「ユダヤ暦」が使われていました。
今の私たちのように午前12時で1日を区切っていたわけではなく、お日様が沈んだら次の日だとしていたんですね。
そのため、ユダヤ暦では12月24日の日没以降がクリスマス当日の25日となり、12月25日の日没以降は12月26日になってしまいます。
キリストの誕生を祝うためには、ユダヤ暦上での12月25日、つまり「12月24日の日没から12月25日の日没まで」にクリスマスケーキを楽しむ必要があります。
理由②「イブ」とは夜のことだった!
二つ目の理由は、クリスマスイブの「イブ」が夜を意味しているからです。
12月23日のことをクリスマスイブイブなんて言ったりしますし、「クリスマスイブ=クリスマス前日のこと」と多くの人が誤解しているかもしれません。
実際には「クリスマスの夜」という意味なんですよ!
イブは「evening(イブニング)」からきています。
なので、クリスマスを正確に祝うなら、24日の夜にクリスマスケーキを食べるのが正解なんですね。
クリスマスの本当の由来を考えると、「12月24日の日没から12月25日の日没まで」、特に24日の夜にクリスマスパーティーをしてケーキを食べるのが正式なお祝いの方法だということがわかりました。
もちろんクリスマス自体、宗教的な意味合いが薄い現代の日本では、日時にこだわらずクリスマスケーキを食べても問題はありません。
25日の夕方になるとクリスマスケーキのセールが始まるので安く食べられるなんてメリットもありますし、我が家のように24日と25日に半分ずつ食べるという方もいるはずです。
大切な人とおいしくケーキを食べて、素敵な時間を過ごすことが一番ですよね。
イチゴのクリスマスケーキは日本だけ!
ここまで、クリスマスケーキは何日に食べるべきか解説してきましたが、そもそもクリスマスに定番のイチゴがのった生クリームケーキを食べるのは日本独自の文化なんです!
クリスマスの起源がヨーロッパということから、クリスマスケーキを食べる習慣もヨーロッパの文化だと思っていたので驚きでした。
この日本オリジナルのクリスマスケーキを始めたのは、ペコちゃんでお馴染みの不二家です。
1922年の日本で「イエス・キリストの誕生日であるクリスマスに、誕生日ケーキのようなデコレーションケーキを食べよう!」というアイディアが、不二家の創業者である藤井林右衛門さんによって提案されました。
これが、イチゴをサンタクロースに見立てたクリスマスケーキ(イチゴのショートケーキ)です。
1922年というと今から100年前で時代は大正、ケーキは非常に高価なものでした。
そのため、日本で最初のクリスマスケーキは、お金持ちしか食べられませんでした。
一般の家庭で広く食べられるようになったのは、それからさらに時が経った昭和40年頃のことだったようです。
クリスマスの本場ドイツではシュトーレンが一般的
クリスマスと言えば、ドイツですよね。ドイツでは日本のようなクリスマスケーキではなく、「シュトーレン」が有名です。
日本のお店でも売っているのを近年よく見かけますが、ドライフルーツやナッツが練り込まれたケーキのようなお菓子です。
通常のケーキよりも長期間保存でき、時間の経過とともにフルーツの風味が生地に染み込むので味わいが一層深まります。
ドイツではこのシュトーレンをクリスマスの4週間前から薄く切り分けて、クリスマスが来るのを楽しみに少しずつ食べていくそうです。
アメリカではクリスマスのケーキはマイナー
アメリカもクリスマスを盛大にお祝いしているイメージが強いですよね。
「ホーム・アローン」などクリスマスのアメリカが舞台になっている映画も多いです。
ただしアメリカではクリスマスケーキをほとんど食べないそうです!
その代わりにクリスマスディナーでは、七面鳥とクッキーが多くの家庭で食べられています。
クッキーはお店で買うこともあれば、親子で手づくりすることも。
かわいい型抜きを使って、チョコレートやアイシングで飾り付けるそうですよ。
家庭ごとにクッキーのレシピは異なり、世代を超えて家庭の味が受け継がれています。
イギリスのクリスマスに欠かせないのはプディング
イギリスでは、クリスマスのパーティーに欠かせない「クリスマスプディング」が代表的です。
ドライフルーツやブランデーが入った蒸しケーキのようなプディング。
しっかりとしたボリュームで、クリスマスディナーの締めくくりにぴったりのデザートなんですよ。
イギリスでは伝統的な食べ物で、クリスマスの1か月前から作り始め、ドライフルーツを発酵させて食べるのが一般的です。
他にも七面鳥やガチョウがメイン料理で、ドライフルーツやスパイスの風味が際立つパイ「ミンスパイ」も有名ですが、やはり日本のようなクリスマスケーキは一般的ではないようですね。
フランスではブッシュドノエルが定番
フランスのクリスマスでは、日本でもよく食べられるケーキがクリスマスの定番です。
それが、「ブッシュドノエル」なんです!
直訳すると「クリスマスの丸太」という名前の通り、切り株をイメージしたデコレーションのロールケーキを食べるのが主流のようです。
ブッシュドノエルは、見た目もかわいらしく、日本でもクリスマスケーキとして人気があるのでご存知の方も多いですよね。
日本で定番のイチゴの生クリームケーキとは異なり、ココア独特の濃厚な風味が漂い、大人らしいケーキとなっています。
クリスマスケーキをおいしく食べるために おすすめの保存方法
クリスマスケーキを楽しみにしていたのに、パーティーでチキンやごちそうを食べすぎてしまい、ケーキを食べきれなかった…
そんな経験はありませんか?
大きなホールケーキでありがちな余ってしまった分も、おいしく食べるためにおすすめの保存方法をご紹介します。
冷蔵庫で保存するときのポイント
におい移りに注意!
冷蔵庫の中には色んな匂いのする食材が入っています。
購入時の紙ケースごと冷蔵庫にいれるとすぐに、におい移りしてしまいますよ。
冷蔵庫で保存する場合は、密封容器に入れ替えてくださいね。
乾燥を防ぐ
ケーキが乾燥してしまうと、スポンジがパサついたり、クリームが固くなっておいしさが半減してしまいます。
乾燥を防ぐためにも密閉容器で保管しましょう。
※ラップを使ってもOK
ケーキが丸ごとはいるような大きな密閉容器がお家にない時は、箱ごとラップで覆う方法がおすすめです。
もしくは大皿に移してからラップを使って冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍庫で保存するときのポイント
ケーキの賞味期限は短く、購入当日の場合もありますよね。
なるべく食べきるのが一番おいしく食べる方法ですが、賞味期限内に食べきれない分は冷凍保存がおすすめです。
1カットずつ切り分けて冷凍すれば、食べたい時にすぐに取り出せて便利です。
冷凍庫から出した後は自然解凍して食べましょう。
注意点は味が多少落ちる可能性があるため、冷凍したとしてもやはりできるだけ早めに食べることを心がけてくださいね。
冷凍に向かないケーキも!
ケーキの中には、冷凍すると失敗してしまうものがあります。
例えば、フルーツがいっぱい使われたタルトなどは、解凍時にフルーツが水っぽくなってしまい、味が損なわれることがあります。
食感も悪く、スポンジも味が劣化してしまうのでフルーツが多いケーキは冷凍させないでくださいね。
クリスマスケーキは何日に食べる? まとめ
この記事では、クリスマスケーキを楽しみにしている方に向けて、
- いつ食べるのが正解?
- 日本と世界のクリスマスディナーの定番
- ケーキの保存方法
についてご紹介しました。
アメリカのクッキーやイギリスのクリスマスプディング、ドイツのシュトーレン、フランスのブッシュドノエルなども今年のクリスマスに取り入れてみると、新しい楽しみが広がるかもしれませんね。
ご家族やお友達、恋人と素敵なクリスマスをお過ごしください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
メリークリスマス!
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