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日本全国の習慣なの!?大晦日にすき焼きを食べるのはなぜ?

2023年12月3日

皆さん、大晦日にすき焼きを食べる習慣はありますか?

多くの家庭で大晦日にすき焼きが食べられることが一般的ですが、なぜ大晦日にすき焼きなのか?と思ったことがありますよね。

それぞれの家庭での習慣や理由があるかもしれません。

多くの人が大晦日にすき焼きを食べる理由は「実家では大晦日がすき焼きの日だったから」とか、「大晦日にすき焼きを食べる習慣が一般的だから」といった感じではないでしょうか。

今回は、これまで単なる習慣として大晦日にすき焼きを食べていた方に向けて、なぜ大晦日にすき焼きが選ばれるようになったのかについてご紹介していきます。

また全国47都道府県で、大晦日にすき焼きを食べる文化があるのかどうかを調査したところ、そのような文化は愛知・岐阜・三重の東海3県にしか見られませんでした。

名古屋での街頭アンケートの調査結果では、大晦日に食べる物の3位は「しゃぶしゃぶ」、2位は「年越しそば」でした。

そして、驚くべきことに、1位になった料理は「すき焼き」でした。

このような風習になったのはなぜなのか調べていきます。

すき焼きを大晦日に食べる理由は?

大晦日に食べるという人もいれば、元旦に食べるという人もいるようです。

私の実家でも普段は出てこないのに、年末になると家で出てくるという思い出があります!

すき焼きを大晦日に食べる理由について紹介していきますね。

すき焼きの起源は?

現代ではすき焼きが食べられる機会が増えていますが、昔は猪肉や鹿肉を食べることで飢えをしのいでいた人々もいました。

しかし、それだけでは難しいと考え、牛肉を使ったすき焼きが生まれたのが始まりなんです。

諸説ありますが明治天皇が最初にすき焼きを召し上がり、それが一般に広まるようになりました。

手軽に作れ、経済的な理由からすき焼きが大晦日に食べられるようになったのはこの頃だったんだとか。

また、年末年始にはおせちなど高価な食材が並びますが、すき焼きは手ごろで手軽に調理できるという理由から、多くの家庭で大晦日に愛される料理となったとも考えられています。

すき焼きはお祝いの意味がある?

すき焼きには「祝う」という意味が込められています。

具体的な起源は不明ですが、現代では大晦日やお正月などお祝いのシーンで食べられることが一般的となりました。

神様を迎えるため

大晦日からお正月を迎える際には、神様を迎える準備という意味もあるようです。

年末年始は、家を浄化して神様を厚くもてなすという本来の意味があります。

そのため、年末に大掃除を終えて最後にすき焼きを食べることは、神様を迎えるおもてなしをする一環と捉えられているようです。

すき焼きと名古屋は昔から関係がある?

すき焼きが最初にあったわけではなく、この地方には「ひきずり」と呼ばれる鍋が存在していました。

この「ひきずり」は、鶏肉を使ったすき焼きで、鶏肉を鍋の中でひきずるようにして食べられていたようです。

その名前もこの特徴に由来しています。

「ひきずり」は、過去を引きずらず、良い新年を迎えられるようにという縁起担ぎの意味が込められ、大晦日に食べられていました。

後に、牛肉を使ったすき焼きが大衆化し、「すき焼き」が定着したことで、「すき焼き」が大晦日に食べられるようになったとされています。

私の親戚が東海圏に住んでおり、年末年始に遊びに行くとすき焼きを晩ご飯に出してもらえます。

私はそれが普通だと思っていたのですが、関東圏の義実家ではお寿司でした。

やはりすき焼きと名古屋は、昔からの風習で関係が深いようですね!

現代の人が年末にすき焼きをする理由は?

すき焼きの歴史について分かりましたね。

現代の人が大晦日にすき焼きを食べるのは違う意味もあるんです。

おせちだけでは飽きてしまうということで、年始にはおせちだけでなくすき焼きを食べる家庭も多いようですね。

おせち料理は、調理過程で火を通す、干す、酢に漬けるなど、日持ちするように工夫されています。

ただ、この保存性が逆に「おせちはもう飽きた」と感じさせる理由にもなっているようですね。

私もおせちは正月しか出てこないので大好きなのですが、意外と残ってしまうんですよね。

3が日全部おせちというのも飽きてきます。

違う味が欲しい!という時に選ばれるのだすき焼きだったんですね。

大晦日にすき焼きを食べるのはなぜ?まとめ

年末年始には、すき焼きやおせちなど昔からの習慣で食べる方も多いと思います。

でも、なぜすき焼きなのかについてはあまり気にしたことがなかったかもしれませんね。

大晦日にすき焼きを食べる習慣は遥か昔に始まったものであり、必ずしも大晦日に食べるべきだという厳格な決まりはありません。

個人的には年末年始にお祝いの意味を持った行動を取ることで、大体の食べ物は問題ないのではないかと思います。

お祝いの意味が込められたものであれば、ケーキなども食べても良いかもしれませんね。

それぞれの家庭の習慣に合わせ、家族でお祝いの気持ちを込めて神様を迎えるなら、形にとらわれすぎず楽しいひと時を過ごすことが大切です。

皆さんがそれぞれのスタイルで年末年始を楽しく過ごせることを願っています。

 

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