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衝撃!?バレンタインの由来は怖いって本当?徹底解説します。

2023年11月30日

2月14日バレンタインデーは、「日本で最もチョコレートが売れる日」とも言われています。

デパートなどの店頭でもチョコの種類は年々増え、私の子どもも小さい時からお友達と友チョコの交換をして楽しんでいます。

バレンタインデーに恋人と交際を始めたという方も多いのでは!?

そんな楽しくてロマンティックなイメージが強いバレンタインデーなのですが、始まりは実は怖い…という噂があるのはご存知でしょうか?

この記事を読めば、本当は怖いバレンタインデーの由来を知ることができますよ。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

バレンタインデーの由来が怖い!

お祭がルーツ

諸説あるバレンタインデーの由来の中で、一番古いものはルペルカリア祭がルーツです。

古代ローマでは何世紀にもわたり、毎年2月半ばにある儀式で豊作や子孫繁栄を祈願していました。

それが、結婚の女神「ユーノー」の祭日とされる2月14日の翌日から始まる「ルペルカリア祭」と呼ばれるお祭りです。

その当時の古代ローマでは、若い男性と女性は別々の場所で生活していたのですが、このルペルカリア祭の日だけは男女が出会えたそうです。

どういった出会いかというと、ルペルカリア祭の前日2月14日に、女性は自分の名前が書かれた紙を桶にいれます。

翌日、男性がその桶から引いた紙に書かれた女性と祭りの期間中ペアになって、一緒に過ごすことが決まるという方法です。

実際、この祭りをきっかけに結婚する人も増えてルペルカリア祭は男女を結びつけるイベントとして人気があったそうですよ。

くじ引きで決まった相手と一緒に過ごさなくてはならないなんて現代では中々考えられない価値観ですよね。

 

そんなルペルカリア祭がバレンタインデーのルーツとなるのですが、唯一男女が出会える日、現代でいう婚活パーティーのような役割があったため当時の若者からとても人気で、紀元5世紀ごろまで続いていたようです。

キリスト教の思惑だった!?

5世紀になると、村の風紀の乱れや、キリスト教以外の異教の神が混在する祭りは全て排除したいと考えたローマ教会と教皇ゲラシウス1世によって、ルペルカリア祭が廃止されました。

ただ、若者たちに人気のルペルカリア祭を単に禁止するだけでは国民から反感を買ってしまうと判断したローマ教会は、いっそのことこのお祭りを利用してしまおうと考えました。

そこでキリスト教会はルペルカリア祭を聖バレンタインの伝説に結びつけたんですね。

教会はルペルカリア祭にキリスト教のストーリーを持たせる必要があったため、ウァレンティヌス司教の名を借りて、バレンタインデーを創設しました。

ウァレンティヌス司教について

3世紀(西暦200~300年)のローマ帝国時代に遡ります。

この時代のローマ帝国では様々な争いが絶えませんでした。

当時のローマ皇帝(クラディウス2世)は、「若者が戦争に行きたがらないのは、家族や恋人と離れたくないからだ」として、なんと兵士の結婚を禁止したそうです。

兵士たちに恋人や家族がいると国の戦闘力が下がり戦争に敗北してしまうと考えて、結婚自体を禁止してしまったんですね。

この状況を見たキリスト教の司祭であるウァレンティヌスは、戦地に送られる若者たちが結婚できないことに同情し、禁止されている中でこっそりと若い兵士たちのために結婚式を行い続けました。

バレンタインがキリスト教の祭りに変わったのはこの頃だとされています。

とにかくキリスト教を広めていく活動の一環として、異教的な要素はなるべく排除しようとした動きがあったようです。

キリスト教司祭・聖ヴァレンティヌスと2月半ばに行われるルペルカリア祭を勝手に結びつけ、「愛を誓う日」という名目でキリスト教の祝日にし、一説では異教徒の改宗も狙っていたともいわれています。

バレンタインデーは、かつてのルペルカリア祭で人気のあった男女の出会いの要素を色濃く残しながらも、キリスト教を信仰していない異教徒に受け入れられるように祭りをキリスト教的に変えました。

このことから、現代のバレンタインデーが恋人の日のイメージになっているようです。

 

バレンタインデーの由来は古来までさかのぼり、諸説あるため真偽は不明ですがどれも楽しい現代のバレンタインデーとは少し違っていますよね。

子どもに由来を聞かれたら?おすすめの説明

最近では、幼稚園や小学校でも友チョコなどの交換があり、小さな子どもにもすっかりバレンタインデーが定着していますよね。

お子さんに「バレンタインデーってどうして始まったの?」、「バレンタインさんは何をした人なの?」などと聞かれたらどう説明するべきか…

本当は怖いバレンタインデーの由来を知ってしまった今、迷いますよね。

小さな子には詳細には話したくないところです。

そんなときはこのように答えてみてはいかがでしょうか?

 

 

『昔々、ある国で王様が「結婚してはいけない」という決まりを作りました。

でも、お互いに大好きなのに結婚できないのはかわいそうだよね?

そのとき、ウァレンティヌスっていう人が「大好きなのに結婚できないのはひどい!」と思って、王様に内緒で結婚式をしてあげていたの。

そのことがばれちゃって王様は怒ってやめさせようとしたけれど、ウァレンティヌスは最後まであきらめなかったんだよ。

勇敢なウァレンティヌス、ありがとう!ってみんなが思って、2月14日は大好きな人と一緒に過ごす日になったんだよ。』

 

こんな感じで絵本の物語のように話してみるのはいかがでしょうか?

子どもに教えるときは、ウァレンティヌスが恋人たちのために結婚式を行っていたということを伝えてあげると良さそうですね。

日本でのバレンタイン いつから始まったの?

バレンタインデーの始まりはかなり過激なものでしたが、ここからは日本のバレンタインデーの由来についてご紹介していきます。

バレンタインデーには女性から男性へチョコレートを贈る方が多いですよね。

今では当たり前になっていますが、バレンタインのプレゼントは「女性から男性へ」「チョコレートを贈る」というのは実は日本だけというのはご存知でしたか!?

例えば、アメリカのバレンタインでは男性から女性へメッセージカードや花束を贈るのが定番のようです。

他の国を見てもチョコレートは一般的ではなく、日本独自の文化だとわかりました。

インターネット上では「チョコレート会社の策略」なんて言われていますが、日本のバレンタインデーの由来や、女性がいつから男性にチョコレートを贈るようになったのかについてもご紹介していきます。

モロゾフが日本のバレンタインデーを始めた!?

日本のバレンタイン文化の由来にはいくつかの説がありますが、最も有力なものは、1936年2月12日に洋菓子メーカーの神戸モロゾフが行ったキャンペーンです。

チョコレートの売り上げを促進するために、外国人向けの英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』に、「愛する人にチョコレートを贈る」という広告を載せたことから始まったとされています。

当初は女性から男性への贈り物という区別もなく、チョコレートの売り上げもあまり伸びなかったそうです。

ソニープラザが始めた説も

ソニーの創業者である盛田昭夫氏は、1968年に自社の雑貨専門店「ソニープラザ」がバレンタインデーにチョコレートの贈り物を流行らせるキャンペーンを行っていたことから、「日本のバレンタインはうちが作った」と発言していたようです。

今もかわいいチョコレートやお菓子が売っているあのソニープラザが50年以上前から存在していたことも驚きですよね!

森永製菓が起源説

昭和35年、森永製菓が新聞広告で「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と宣伝し、昭和40年には伊勢丹がバレンタインデーのフェアを開催したこともバレンタインが広まった一因と言われています。

森永ミルクチョコレートやDARSなど森永製菓といえばチョコレートのイメージが強いのは昔からだったんですね。

メリーチョコレートカムパニーが火付け役!?

チョコレートがバレンタインデーの定番になってきたのは、1970年代後半からのようです。

メリーチョコレートカムパニー(現在はロッテの傘下)が「一年に一度、女性から愛を打ち明けていい日」というキャッチコピーで販売キャンペーンを始めると、これが女性からの支持を集めました。

こうしてバレンタインデーが女性から男性へのチョコレート贈りの文化として定着していきました。

バレンタインが日本で認知度をあげたのは、女性を対象にした販売戦略が成功したからなんですね。

なぜ日本独自のバレンタインデーが定着したの?

始まりは確かに製菓会社の広告や戦略ではあったものの、なぜチョコレートだけがここまで定番になったのかは、はっきりとはわからないようです。

「バレンタインデーに女性から男性へチョコレートを贈る」この日本独自の文化は、企業の影響よりもむしろ、私たち消費者が様々なプレゼントの中から自発的にチョコレートを選んだ結果とされています。

まとめ

この記事ではバレンタインデーの本当は怖い由来の理由と、日本のバレンタインデーの始まりについてご紹介しました。

記事内でも触れましたが、バレンタインの由来や起源にはいろんな説があり、どれが正しいかはっきりわかっていません。

今では日本のバレンタインデーは、好きな人や友達、自分へのご褒美としてもチョコレートを贈り合う楽しいイベントとなっていますが、その始まりは意外なものでしたね。

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